スレッドリフトについて

顔のたるみを考えるときは、「予防」と「治療」に分けて考えます。
予防は引き締め系のレーザーや糸のリフト、治療はSMASフェイスリフトなどの手術があります。手術ではたるみを切除して引き上げるので、強い効果を期待できますが、手術のためダウンタイムも長くなり、耳の周りに傷もできます。より簡単にダウンタイムも短くしたい場合は、「糸のリフト」がお勧めです。「糸のリフト」すなわちスレッドリフトは、半年程度で加水分解が起きて吸収される代わりに、線維が形成されて引き締め効果、たるみ予防効果を出したり、1年半から2年ほどかけて分解されることで、長期間糸としての支えと引き上げ効果を出すものがあります。皮膚を軽く引き上げる効果はもちろんありますが、強く引き上げると歪みや引き連れを起こす原因となります。糸の成分によって入れる場所、期待する効果を十分理解して、施術を受けてください。

また性状や構造の異なる糸を合わせて使うことで、お互いの効果をより効率良く引き出す事もできます。カウンセリングで気になる部分を伺いながら、より効果的な糸を選択して、プランをご提案致します。

Mint Lift mini S

この糸はPDOという成分で作られており半年程度で加水分解が起きます。糸にはコグと呼ばれる棘のようなものが付いており、狙った部位をしっかり支える構造になっています。このコグのひっかかりを用いて強く引き上げると、皮膚のよれや引きつれなどを引き起こすことがあるので、無理なリフトは避けた方が良いです。適度にたるんだ組織を支えながら、糸が加水分解を起こすのを待ち、その結果できる線維でたるみ予防を期待して行います。

ダウンタイム

腫れは5〜7日程度。内出血があった場合は腫れが2週間程度まで長引きます。糸が入った部位は外から押すと痛みがあり、改善に1か月程度かかります。

合併症

内出血、血腫、感染、引きつれ(凹み)

Mint Lift mini S flex

この糸はPLLAとPCLを混合することで、年から2年と長い時間をかけて加水分解、吸収がされるので、長期間にわたって糸としての支えの効果を発揮します。糸にはコグという棘の様なものがついているので、しっかりと組織を支えながら引き上げ効果を持続します。長期間糸として存在できる反面、加水分解が徐々に進むため反応が弱く線維のできる量は少なくなります。

ダウンタイム

腫れは5〜7日程度。内出血があった場合は腫れが2週間程度まで長引きます。糸が入った部位は外から押すと痛みがあり、改善に1か月程度かかります。

合併症

内出血、血腫、感染、引きつれ(凹み)

TESSリフト

この糸はPDOで作られており、コグという棘のようなものが付いた糸と、その周りを囲むように同じ素材でできた3Dメッシュが付いたものです。糸の支えとして効果を発しながら、3Dメッシュが加水分解の反応により単独の糸より線維の形成を促してくれる構造になっています。

ダウンタイム

腫れは5〜7日程度。内出血があった場合は腫れが2週間程度まで長引きます。糸が入った部位は外から押すと痛みがあり、改善に1か月程度かかります。

合併症

内出血、血腫、感染、引きつれ(凹み)