ワキガについて

脇にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。エクリン汗腺からは汗が分泌されます。アポクリン汗腺からは蛋白を多く含んだ分泌物が出て、それを皮膚の表在菌が分解することで匂いを発します。元々アジア人はアポクリン汗腺が少ない民族ですが、なかでもアポクリン汗腺が多い、分泌物が多い方は匂いが気になるかもしれません。また匂いの感じ方を数値で表すのが難しいので、匂いの程度と匂いを気にする程度は乖離していることがしばしばあります。

匂いを抑える方法で簡単なものはボトックスの注射です。汗を抑えることで匂いの広がりを抑えることができるので、かなり改善を認めることができます。
しかし、それでも気になる場合はアポクリン汗腺を除去しなければいけません。

アポクリン汗腺除去術

脇の毛が生えるエリアの中央を3〜4㎝切開します。皮下を剥離して皮膚をひっくり返すとアポクリン汗腺を目視できます。それを剪刀を用いて切除します。十分なエリアを剥離し、丁寧にアポクリン汗腺を除去することで匂いを原因から除去することができます。皮下の剥離面積が広くなってしまうので、術後はガーゼを俵状にして圧迫を行います。圧迫期間は1週間です。

ダウンタイム

腫れは2週間程度です。脇に本を挟んでいるような違和感が生じます。1か月ほどすると腫れは引いていますが、腕を上に上げると脇が突っ張ります。馴染むのに3か月程度を要します。
1週間の圧迫時期は腕を肩より上に上げることができなくなります。肘から下は自由に動かしても大丈夫なので、1週間はやや生活が不自由になります。

合併症

内出血、血腫、感染、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド、皮膚壊死などがあります。