院長コラム
ワキガや多汗症のにおい・汗じみにお悩みではありませんか。ミラドライは切らない治療として注目されていますが、効果がどれくらい持続するのか気になる方は多いのではないでしょうか。せっかく施術を受けても、すぐに元に戻ってしまうのではないかと不安を感じるのは当然です。この記事では、ミラドライの効果と持続期間について、治療メカニズムや臨床データをもとにわかりやすく解説します。施術後の経過や効果を長く実感するためのポイント、よくある疑問への回答まで網羅していますので、ミラドライを検討中の方はぜひ最後までお読みください。リノクリニック東銀座の診療経験も踏まえた実践的な情報をお届けします。
この記事でわかること
・ミラドライの効果がどのくらい持続するのか
・効果を実感できるまでの期間と施術後の経過
・ミラドライの仕組みと汗腺を破壊するメカニズム
・当院でのミラドライ施術の特徴と費用の目安
目次
ミラドライの効果と仕組みとは
ミラドライは、マイクロ波(電磁波)を皮膚の上から照射し、ワキの汗腺を熱で破壊する治療法です。2012年に米国FDA(アメリカ食品医薬品局)から腋窩多汗症の治療機器として承認を受けており、日本国内でも多くの医療機関で導入されています。厚生労働省においても医療機器として認可されている点が、安全性の裏付けとなっています。
マイクロ波が汗腺を破壊する仕組み
ミラドライが照射するマイクロ波は、周波数5.8GHzの電磁エネルギーです。このエネルギーは皮下の水分に吸収されやすいという特性を持っており、汗腺が密集する真皮深層から皮下脂肪浅層のエリアに熱が集中します。具体的には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方に対して約60度以上の熱を加え、汗腺組織のたんぱく質を凝固・変性させます。同時に、皮膚表面は冷却システムによって保護されるため、やけどのリスクを抑えながら汗腺のみを選択的に破壊できるのが大きな特徴です。
エクリン汗腺とアポクリン汗腺の違い
ワキには2種類の汗腺があります。エクリン汗腺は体温調節のための汗を出す汗腺で、全身に分布しています。一方、アポクリン汗腺はワキや陰部などに限られ、脂質やたんぱく質を含む汗を分泌します。このアポクリン汗腺から出る汗が皮膚常在菌によって分解されることで、ワキガ特有のにおいが発生します。ミラドライは両方の汗腺に作用するため、においと汗の量の両方にアプローチできるのです。効果には個人差がありますが、当院での診療経験では、多くの方が施術後ににおいと発汗量の変化を実感されています。
ミラドライ効果の持続期間を解説
ミラドライの効果がどのくらい持続するのかは、治療を検討するうえで最も重要なポイントです。結論として、ミラドライで一度破壊された汗腺は再生しないとされており、効果は長期的に持続すると考えられています。
汗腺が再生しない医学的根拠
汗腺は成人以降に新たに増殖・再生することがほとんどないと、解剖学的に報告されています。ミラドライの臨床試験データでは、施術後12か月の時点で発汗量が平均して約72パーセント減少したという結果が示されています。また、米国FDAの承認試験においても、施術後2年間にわたり効果の持続が確認されています。つまり、熱で変性した汗腺組織は機能を回復しないため、施術の効果は半永久的に維持される可能性が高いといえます。ただし、すべての汗腺を100パーセント破壊できるわけではなく、残存した汗腺から若干の汗やにおいが生じることがある点はご理解ください。
効果が「弱まった」と感じるケース
施術から数か月後に「少し汗が戻ってきた」と感じる方もいらっしゃいます。これは破壊しきれなかった一部の汗腺が残存しているケースや、施術直後の腫れ・むくみによって汗腺機能が一時的に抑制されていたものが正常に戻ったケースが考えられます。当院の医師によると、施術後3か月程度で状態が安定し、その時点での状態がおおむね長期的な効果の目安となります。安定後ににおいや汗が気になる場合は、追加照射を検討する選択肢もあります。効果には個人差がありますので、経過観察を含めたフォローアップが大切です。
施術後の経過とミラドライ効果実感
ミラドライの施術後、効果を実感するまでにはいくつかの段階があります。ここでは、施術直後から長期的な経過まで時系列で解説します。
施術当日から1週間の経過
施術直後は局所麻酔の影響でワキの感覚が鈍くなっていることがあります。当日から翌日にかけてワキの腫れや赤み、鈍い痛みが出ることが一般的です。多くの場合、市販の鎮痛薬や冷却で対応可能な程度です。腫れは施術後3日から7日程度でピークを越え、徐々に落ち着いていきます。この段階ですでに汗やにおいの減少を感じる方も少なくありません。当院での診療経験では、約7割の方が1週間以内に何らかの効果を実感されています。日常生活への制限は少なく、デスクワーク程度であれば翌日から復帰可能な場合がほとんどです。ただし、激しい運動や長時間の入浴は1週間程度お控えいただくようご案内しています。
1か月から3か月の変化
施術から1か月が経過すると、腫れやしこり感はかなり軽減されます。この頃になると効果をより安定して実感できるようになります。一方、施術部位の皮膚に軽い硬さや違和感が残る場合もありますが、3か月程度で自然に改善していくケースが大半です。当院の医師によると、3か月後の状態が最終的な効果の指標になることが多いため、この時期に一度経過確認のためにご来院いただくことをおすすめしています。
半年から1年以降の長期経過
施術後半年を過ぎると、皮膚の状態はほぼ完全に落ち着きます。この段階でにおいや発汗量に満足されている方が多く、追加照射の必要がないケースが大半です。臨床データでは、施術後1年時点での患者満足度は約85パーセント以上との報告もあります。長期的に見ても汗腺が再生する可能性は極めて低いため、持続的な効果を期待できる治療といえます。
ミラドライの効果を高めるポイント
ミラドライの効果をできるだけ高め、長く持続させるためには、施術前後の過ごし方や医療機関の選び方も重要です。
施術前の準備と注意点
施術前日にはワキの毛を剃っておく必要があります。毛が残っているとマイクロ波のエネルギーが汗腺に効率よく届かない可能性があるためです。また、施術当日は制汗剤やデオドラント製品の使用を控えてください。カウンセリング時に医師がワキの状態や汗腺の分布を確認し、照射範囲やエネルギーレベルを適切に設定します。リノクリニック東銀座では、患者様一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの照射プランをご提案しています。
施術後のセルフケア
施術後は照射部位をしっかり冷却することが大切です。保冷剤をタオルで包んで1日数回、各10分から15分程度冷やすと腫れの軽減に効果的です。また、施術後1週間程度は飲酒や激しい運動を控えることで、腫れや内出血のリスクを抑えられます。万が一気になる症状が出た場合は、自己判断せず担当の医師にご相談ください。
費用の目安について
ミラドライの費用は、照射範囲やプランによって異なりますが、一般的な目安として両ワキ1回あたり20万円から35万円程度が相場です。リノクリニック東銀座での費用についてはカウンセリング時に詳しくご案内いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。確定金額はカウンセリングでご案内しております。
持続効果に関する注意点と再施術
ミラドライは高い効果が期待できる治療ですが、いくつかの注意点もあります。効果の持続に関して知っておいていただきたいポイントをまとめます。
まず、前述のとおりすべての汗腺を完全に破壊できるとは限りません。汗腺の分布密度や皮下脂肪の厚さには個人差があり、1回の施術で十分な効果を得られる方もいれば、2回目の施術を検討される方もいらっしゃいます。当院での診療経験では、約8割の方が1回の施術で満足されていますが、残り約2割の方には追加照射をご案内するケースがあります。
追加照射を行う場合は、初回施術から3か月以上の間隔をあけることが推奨されています。これは、初回施術の最終的な効果を見極めたうえで、追加照射の必要性と照射範囲を正確に判断するためです。なお、日本皮膚科学会のガイドラインにおいても、腋臭症や多汗症に対する非侵襲的なエネルギーベースの治療は選択肢の一つとして位置づけられています。
また、ミラドライは腋臭症のにおいや汗の量を軽減する治療であり、体臭のすべてを消すものではありません。ワキ以外の部位からのにおいや、食生活・ストレスなどの影響で体臭が変化することもありますので、総合的な観点で治療の効果を判断していただくことが大切です。効果には個人差があります。
よくある質問
Q. ミラドライの効果は一生持続しますか。
A. ミラドライで破壊された汗腺は再生しないとされており、効果は長期的に持続する可能性が高いです。ただし、残存した汗腺からの汗やにおいがゼロになるわけではありません。効果には個人差がありますので、気になる場合は医師にご相談ください。
Q. ミラドライは1回の施術で十分ですか。
A. 多くの方が1回の施術で満足されていますが、汗腺の量や分布によっては2回目の施術を検討する場合もあります。当院では3か月後の経過観察で追加照射の必要性を判断し、患者様と相談のうえで最適なプランをご提案しています。
Q. 施術後どのくらいで効果を実感できますか。
A. 施術直後から汗やにおいの減少を感じる方もいらっしゃいますが、腫れが落ち着く1週間から1か月程度で安定した効果を実感されるケースが一般的です。最終的な効果の判断は施術後3か月頃が目安となります。
まとめ
ミラドライの効果と持続性について、重要なポイントを整理します。
- ミラドライはマイクロ波で汗腺を破壊する切らない治療法である
- 破壊された汗腺は再生しないため、効果は長期的に持続するとされている
- 施術後1週間から1か月程度で効果を安定して実感できることが多い
- 施術後3か月の状態が長期的な効果の目安となる
- 約8割の方が1回の施術で満足しているが、追加照射という選択肢もある
- 効果には個人差があり、カウンセリングで個別の相談が重要である
ワキガや多汗症でお悩みの方は、まずはカウンセリングでご自身の症状や治療の選択肢について医師に相談されることをおすすめします。リノクリニック東銀座では、患者様一人ひとりに寄り添った治療プランをご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
当院のご案内
リノクリニック東銀座は、腋臭症をはじめとする外科領域の診療を行うクリニックです。ミラドライによるワキガ・多汗症治療のほか、幅広い施術に対応しております。患者様の症状やご希望に合わせた丁寧なカウンセリングを大切にしています。
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監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.06



