院長コラム

頬のたるみに糸リフトとヒアルロン酸どっちが効く?選び方を解説

頬のたるみが気になり、糸リフトとヒアルロン酸のどっちを選べばよいか迷っていませんか。鏡を見るたびにほうれい線が深くなった気がする、フェイスラインがぼやけてきた、以前より顔が四角く大きく見える。こうしたお悩みは30代後半から40代以降の方に非常に多く、当院にも日々たくさんのご相談が寄せられています。たるみ治療の代表的な選択肢である糸リフトとヒアルロン酸注入は、どちらも人気の施術ですが、仕組みも得意分野もまったく異なります。この記事では、頬のたるみに対して糸リフトとヒアルロン酸のどっちが適しているかを、治療メカニズム・持続期間・費用・ダウンタイムなど多角的に比較します。読み終えるころには、ご自身に合った治療方針が見えてくるはずです。

この記事でわかること
・糸リフトとヒアルロン酸それぞれの治療メカニズムと得意な症状の違い
・持続期間・費用目安・ダウンタイムの具体的な比較
・たるみの進行度別に見た最適な治療の選び方と併用の考え方
・リノクリニック東銀座で受けられるたるみ治療の特徴

頬のたるみが起こる原因と進行

頬のたるみは単なる加齢現象ではなく、複数の要因が重なって進行します。まず、真皮層のコラーゲンやエラスチンの産生量は20代後半から徐々に減少し、40代になると20代の約半分にまで低下するとされています。肌の弾力を支える線維成分が減ることで、皮膚そのものが重力に抗えなくなるのです。

加えて、顔面の骨も年齢とともに萎縮します。特に頬骨周囲や眼窩の骨が痩せると、その上に乗っている脂肪や皮膚の土台が小さくなり、余った組織が下方へずれ落ちます。これがほうれい線の深まりやマリオネットラインの出現につながります。

たるみの進行度セルフチェック

ご自身のたるみがどの段階にあるかを知ることは、治療選択の第一歩です。軽度の場合は、顔を正面から見たときにほうれい線がうっすら見える程度で、横から見ると頬の位置はまだ高い状態です。中等度になるとフェイスラインがぼやけ、口角の横にマリオネットラインが現れ始めます。重度になると二重顎が目立ち、顎下にもたつきが出て、顔全体が四角く大きく見えるようになります。当院での診療経験では、軽度から中等度の段階で治療を始めた方のほうが、少ない施術回数で満足度の高い結果を得られる傾向があります。効果には個人差がありますが、早めの対策が重要です。

糸リフトの仕組みとたるみへの効果

糸リフトは、コグと呼ばれるトゲ状の突起がついた医療用の吸収糸を皮下に挿入し、物理的に組織を引き上げる施術です。日本美容外科学会でも注目されている治療法で、メスを使わずにリフトアップ効果が得られることが大きな特徴です。

施術では、こめかみ付近から針を刺入し、頬の脂肪層に沿って糸を通します。糸のコグが皮下組織にひっかかり、たるんだ脂肪体を元の位置に引き戻すことで、ほうれい線の改善やフェイスラインの引き締めが期待できます。さらに、糸の周囲にはコラーゲンの新生が促されるため、挿入後数か月かけて肌質の改善効果も見込めます。

糸リフトの持続期間と費用目安

糸リフトの効果は使用する糸の種類や本数によって異なりますが、一般的に6か月から18か月程度持続するとされています。当院の医師によると、片側3本から5本、合計6本から10本を使用するケースが多く、費用目安は1本あたり15,000円から40,000円程度が参考価格となります。

リノクリニック東銀座では輪郭整形に特化した宮﨑院長が骨格や皮膚、脂肪の状態を確認して、適切な本数をご提案しております。ダウンタイムは比較的短く、施術直後から数日間は挿入部位に軽い痛みや腫れが出ることがありますが、多くの方が施術翌日から通常の生活に復帰されています。ただし、口を大きく開ける動作や激しい運動は1から2週間程度控えていただくようお願いしています。

糸リフトが向いている方の特徴

糸リフトは、頬全体のたるみを面で引き上げたい方に適しています。特に中等度のたるみで、フェイスラインがぼやけてきた方、ほうれい線とともに頬の位置が下がってきた方には高い満足度が期待できます。一方で、皮膚の厚みが極端に薄い方や、たるみの原因がボリューム不足によるくぼみである場合は、糸リフト単独では十分な効果が得られないこともあります。

ヒアルロン酸注入の仕組みとたるみ改善

ヒアルロン酸注入は、体内にも存在するヒアルロン酸をジェル状に加工した製剤を皮下に注射する施術です。たるみ治療においては、単にシワの溝を埋めるだけでなく、加齢で失われたボリュームを補充して組織を内側から支え上げるという考え方が重要になります。

近年の美容医療では、MDコードと呼ばれる顔面の注入ポイントが体系化されており、頬骨上部やこめかみ、顎先などに適切な量を注入することで、自然なリフトアップ効果を得ることができます。たとえば、頬骨の上に製剤を注入して土台を高くすると、その下にあるほうれい線や中顔面のたるみが改善される仕組みです。これはいわば、骨の萎縮を人工的に補う発想であり、解剖学的な理解に基づいた手技が求められます。

ヒアルロン酸の持続期間と費用目安

ヒアルロン酸の効果持続期間は、使用する製剤の種類や注入部位によって異なりますが、一般的に9か月から18か月程度です。架橋度が高い製剤ほど分解されにくく、長期間の持続が見込めます。費用の目安はシリンジ1本あたり50,000円から100,000円程度で、頬のたるみ改善には2本から4本使用するケースが一般的です。確定金額はカウンセリングにてご案内します。ダウンタイムは非常に短く、施術直後から日常生活に復帰できる方がほとんどです。注射部位に軽い内出血が出る場合がありますが、メイクでカバーできる程度で、1週間ほどで自然に消退します。

ヒアルロン酸が向いている方の特徴

ヒアルロン酸注入は、こめかみや頬のくぼみが目立つ方、顔全体にやつれた印象がある方、ボリューム不足が原因でたるんで見える方に特に適しています。また、ダウンタイムをほぼ取れない方、イベント前に手軽にリフレッシュしたい方にも選ばれています。ただし、皮膚の余りが大きい重度のたるみに対しては、ヒアルロン酸だけでは限界があり、むしろ不自然にボリュームが出過ぎてしまうリスクがあるため注意が必要です。

糸リフトとヒアルロン酸どっちを選ぶべきか

糸リフトとヒアルロン酸のどっちが良いかは、たるみの原因と進行度によって異なります。ここでは具体的な判断基準を整理します。

まず、たるみの主な原因が脂肪の下垂である場合は、物理的に組織を引き上げる糸リフトが第一選択となります。頬の脂肪体が下がってフェイスラインにもたつきが出ている状態や、横から見ると頬の最高点が以前より低くなっている場合がこれに該当します。

一方、たるみの原因が骨や脂肪のボリューム減少である場合は、失われた支持構造を補うヒアルロン酸注入のほうが理論的に適しています。こめかみがくぼんで老けて見える、頬がコケて疲れた印象を与える、といった悩みはこちらのパターンです。

実際には、脂肪の下垂とボリューム不足が同時に起こっているケースが大半です。当院での診療経験では、まず糸リフトで組織の位置を整えてから、足りないボリュームをヒアルロン酸で補う併用プランを提案することも少なくありません。この順序で行うことで、それぞれの施術の効果を最大限に引き出すことができます。

併用する場合のスケジュール

糸リフトとヒアルロン酸を併用する場合、同日に施術する方法と、2週間から1か月ほど間隔を空ける方法があります。当院の医師によると、糸リフトを先に行い、組織が安定してからヒアルロン酸を追加するほうが仕上がりの微調整がしやすく、より自然な結果が得られる傾向があります。ただし、お仕事の都合でダウンタイムをまとめたい方には同日施術をご案内するケースもあります。いずれの場合も、事前のカウンセリングでたるみの状態を詳しく診察した上で、最適なプランをご提案いたします。

たるみ治療の失敗を防ぐ選び方

糸リフトもヒアルロン酸も、施術者の技量と解剖学的知識によって結果が大きく左右される治療です。ここでは、どっちの施術を選ぶにしても押さえておきたいポイントを解説します。

まず、カウンセリングの質に注目してください。たるみの原因を丁寧に分析し、なぜその施術が適しているのかを論理的に説明してくれるかどうかが重要です。単に希望の施術をそのまま行うだけでなく、場合によっては別の治療法を提案してくれる柔軟さも大切な判断基準となります。

次に、糸リフトの場合は使用する糸の種類と本数の根拠を確認しましょう。日本形成外科学会や日本美容外科学会においても、顔面の解剖構造を熟知した医師による施術が推奨されています。頬のSMAS層の厚みや脂肪体の位置は個人差が大きいため、画一的な施術ではなく、お一人おひとりの骨格や脂肪分布に合わせたデザインが不可欠です。

ヒアルロン酸の場合は、使用する製剤の種類と注入量が適切かどうかがポイントです。硬さの異なる製剤を部位ごとに使い分け、深い層と浅い層で注入テクニックを変えることで、自然でありながらしっかりとしたリフトアップ効果が実現します。リノクリニック東銀座では、外科専門医である院長が顔面解剖に基づいた精密な施術を行っており、患者さまの骨格に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。効果には個人差がありますが、術後の経過観察までしっかりサポートする体制を整えています。

よくある質問

Q. ほうれい線が深くなってきたのですが、糸リフトとヒアルロン酸どっちが向いていますか。

A. ほうれい線の原因が頬全体の脂肪下垂であれば糸リフト、溝そのもののくぼみが主因であればヒアルロン酸が適しています。当院では、たるみの原因を診察で見極めた上で最適な治療をご提案します。併用が効果的なケースもありますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。効果には個人差があります。

Q. 糸リフトの痛みが心配です。施術中や施術後はどの程度痛みますか。

A. 施術前に局所麻酔を行いますので、施術中の痛みはほとんどありません。施術後は2日から3日程度、軽い引きつれ感や鈍痛を感じる方が多いですが、処方する鎮痛剤で十分コントロールできる範囲です。1週間ほどで違和感はほぼなくなります。痛みの感じ方には個人差がありますので、ご不安な方は遠慮なくお申し出ください。

Q. フェイスラインがぼやけて二重顎も気になります。たるみ治療で改善できますか。

A. フェイスラインのもたつきや二重顎は、頬から顎下にかけてのたるみが原因であることが多く、糸リフトで改善が期待できます。顎下の脂肪量が多い場合は脂肪溶解注射の併用を検討することもあります。当院ではお顔全体のバランスを考慮した治療計画をご提案いたしますので、まずは診察にお越しください。

まとめ

  • 頬のたるみには糸リフトとヒアルロン酸という二つの代表的な治療法があり、たるみの原因や進行度によって最適な選択が異なる
  • 脂肪の下垂が主因の場合は糸リフト、ボリューム不足が主因の場合はヒアルロン酸が第一選択となる
  • 実際には両方の原因が複合していることが多く、糸リフトとヒアルロン酸の併用で高い満足度が得られるケースがある
  • 施術の成功には、顔面解剖を熟知した医師による正確な診断とオーダーメイドの治療設計が不可欠である
  • 効果には個人差があるため、自分に合った治療を見つけるには直接診察を受けることが大切

頬のたるみやほうれい線、フェイスラインのぼやけにお悩みの方は、お一人で判断に迷わず、まずは医師の診察を受けることをおすすめします。実際にお顔の状態を見せていただくことで、糸リフトとヒアルロン酸のどっちが適しているか、あるいは併用が良いかを的確にご案内できます。

当院のご案内

リノクリニック東銀座は、外科専門医である院長が顔面のたるみ治療を中心に診療を行っているクリニックです。糸リフト、ヒアルロン酸注入をはじめ、お一人おひとりの骨格やたるみの状態に合わせたオーダーメイドの治療プランをご提案しています。
初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)

監修者情報

宮﨑 邦夫

リノクリニック東銀座 院長

【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員

消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。

監修日:2026.06.25

トップへ戻る

050-1793-4990

050-1793-4990