院長コラム
糸リフトのダウンタイムや期間がどれくらいか気になって、施術に踏み切れずにお悩みではありませんか。糸リフトはメスを使わずにフェイスラインのたるみを改善できる人気の施術ですが、術後にはある程度のダウンタイムが生じます。腫れや内出血がいつまで続くのか、仕事はいつから復帰できるのかなど、事前に知っておきたいことは多いはずです。この記事では、リノクリニック東銀座の医師の知見をもとに、糸リフトのダウンタイム期間の目安から日ごとの経過、症状を軽減するための過ごし方まで詳しく解説します。初めての方にもわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
・糸リフトのダウンタイム期間の目安と日ごとの経過
・術後に起こりやすい腫れ・内出血・痛みなどの症状
・ダウンタイムを短くするための具体的な過ごし方
・仕事復帰やメイクが可能になるタイミング
糸リフトのダウンタイム期間の目安
糸リフトのダウンタイム期間は、一般的に約1週間から2週間が目安とされています。ただし、使用する糸の種類や本数、挿入する部位、そして患者さまの体質によって個人差があります。当院の医師によると、多くの方が術後3日目をピークに症状が落ち着き始め、1週間後には日常生活にほぼ支障がない状態まで回復するケースが多いとのことです。
糸リフトで用いられる糸には、PDO(ポリジオキサノン)やPCL(ポリカプロラクトン)、PLLAなどの吸収性素材があり、それぞれ持続期間や組織への刺激度合いが異なります。例えばPDO糸は約6か月から8か月で体内に吸収され、比較的ダウンタイムが短い傾向にあります。一方、PCL糸やPLLA糸は吸収期間が長くコラーゲン生成の促進効果が高い反面、術直後の引きつれ感がやや強く出る場合があります。
日ごとの経過の目安
術後の経過をもう少し細かくみていきましょう。当院での診療経験では、以下のような経過をたどる方が多くいらっしゃいます。術当日から翌日にかけては、施術部位の腫れや鈍い痛みが目立ちます。術後2日目から3日目にかけて腫れがピークを迎え、内出血が出る方もいらっしゃいます。術後4日目から7日目にかけては腫れが徐々に引き始め、内出血も黄色味を帯びて薄くなっていきます。術後2週間が経過するころには約8割の方が腫れや内出血がほぼ目立たなくなり、1か月後には糸が組織になじんで自然な仕上がりに近づきます。効果には個人差がありますので、あくまでも目安としてお考えください。
ダウンタイム中に出やすい症状とは
糸リフトのダウンタイム中に出やすい症状について、具体的に解説します。あらかじめどのような症状が起こりうるかを知っておくことで、術後に過度な不安を感じずに過ごすことができます。
腫れとむくみ
糸リフトの術後に最も多くみられる症状が腫れとむくみです。これは糸を挿入する際に皮下組織が刺激を受けることで起こる正常な反応です。特にこめかみ付近や頬にかけて腫れが出やすく、術後2日目から3日目がピークとなります。日本形成外科学会の見解でも、皮下への異物挿入に伴う一時的な炎症反応は想定される経過とされています。通常、1週間から10日ほどで目立たなくなります。
内出血
糸を挿入する際に皮下の細かい血管が傷つくことで、内出血が生じる場合があります。当院の医師によると、内出血は術後2日目から3日目にかけて青紫色に出現し、その後黄色く変化しながら約1週間から2週間で消失する経過をたどるのが一般的です。コンシーラーやファンデーションでカバーできる程度の内出血であることがほとんどです。
痛みや引きつれ感
術後は鈍い痛みや口を大きく開けた際の引きつれ感を感じることがあります。これは糸のコグと呼ばれる突起が皮下組織を引き上げていることによるもので、組織が糸になじむにつれて自然に軽減していきます。多くの場合、痛みは市販の鎮痛剤で対処できる程度であり、強い痛みが長期間続く場合は担当医にご相談いただくことをおすすめします。
ダウンタイム期間を短くする過ごし方
糸リフトのダウンタイム期間をできるだけ短くするためには、術後の過ごし方がとても重要です。リノクリニック東銀座では、施術後に以下のようなアフターケアの指導を行っています。
術後の冷却と安静
術当日から3日間は、施術部位を保冷剤や冷たいタオルで適度に冷やすことで、腫れや内出血の悪化を抑えることが期待できます。ただし、直接肌に氷を当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルなどで包んでからお使いください。また、術後1週間程度は激しい運動やサウナ、長時間の入浴など血行が促進される行為を控えることが望ましいとされています。
就寝時の工夫と食事
就寝時は枕を少し高めにして頭の位置を心臓より高くすることで、顔のむくみ軽減が期待できます。食事面では、塩分の過剰摂取はむくみの原因となるため控えめにし、ビタミンCやたんぱく質を意識的に摂取して組織の回復をサポートしましょう。飲酒は血管拡張作用があるため、術後1週間程度は控えることをおすすめします。
メイクと洗顔の注意点
メイクは施術部位への針穴がふさがる翌日以降から可能な場合が多いですが、ゴシゴシとこするような洗顔やクレンジングは術後1週間程度控えてください。スキンケアの際も施術部位を強く押さないよう注意が必要です。リノクリニック東銀座では、術後の適切なスキンケア方法についてもカウンセリング時に詳しくご案内しています。
仕事復帰と日常生活への期間目安
糸リフトのダウンタイム期間中で多くの方が気にされるのが、仕事復帰のタイミングです。当院での診療経験では、デスクワーク中心のお仕事であれば術後2日から3日で復帰される方が多くいらっしゃいます。接客業や人前に出るお仕事の場合は、腫れや内出血が目立ちにくくなる術後1週間程度のお休みを確保されるのが理想的です。
マスクの着用が可能な職場環境であれば、フェイスラインの腫れや内出血をある程度隠すことができるため、より早いタイミングでの復帰も可能です。当院の医師によると、施術を受けた方の約7割が術後5日以内に通常の社会生活に戻られているとのことです。
運動については、ウォーキング程度の軽い運動は術後1週間から再開可能ですが、筋力トレーニングやランニングなどの激しい運動は術後2週間以上経過してから再開することをおすすめします。また、歯科治療で大きく口を開ける必要がある場合は、術後1か月程度経過してからが望ましいでしょう。
施術のスケジュールを検討する際は、大切なイベントや仕事の繁忙期を避け、少なくとも2週間程度の余裕を持って計画されることをリノクリニック東銀座ではおすすめしています。効果には個人差がありますので、より詳しいスケジュールについてはカウンセリング時にご相談ください。
糸リフトのダウンタイムに関する注意点
糸リフトのダウンタイム期間中に注意すべき点をまとめます。安全に回復するために、以下の内容をしっかり把握しておきましょう。
まず、術後に想定外の強い痛みや高熱、施術部位の赤みが拡大するなどの症状が出た場合は、感染症の可能性も考えられるため速やかに担当医に連絡してください。日本美容外科学会(JSAPS)のガイドラインでも、糸リフトに限らず皮下に異物を挿入する施術では、術後の経過観察と早期対応が重要とされています。
また、術後1か月程度は顔のマッサージやエステ、ハイフなどの美容施術を控えることが推奨されます。糸が組織に定着する前に外力が加わると、糸のずれや効果の減弱につながるおそれがあります。リノクリニック東銀座では、術後の定期的な経過観察を行い、回復状況に応じて他の施術の再開時期についてもアドバイスしています。
費用面に関しては、糸リフトの参考価格として1本あたり2万円から5万円程度が目安とされていますが、使用する糸の種類や本数によって大きく異なります。確定金額はカウンセリングでご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 糸リフトのダウンタイム中に仕事はできますか。
A. デスクワーク中心であれば術後2日から3日で復帰可能な方が多いです。接客業の場合は術後1週間程度の休みを取られると安心です。マスクで腫れをカバーできる環境であればより早い復帰も期待できます。効果には個人差があります。
Q. 糸リフト後の腫れはいつまで続きますか。
A. 腫れのピークは術後2日目から3日目で、多くの方が1週間から10日程度で目立たなくなります。完全に落ち着くまでには約1か月かかる場合もあります。冷却や安静を心がけることで腫れの軽減が期待できます。
Q. 糸リフトのダウンタイム期間中にメイクはできますか。
A. 針穴がふさがる翌日以降からメイクが可能な場合がほとんどです。ただし施術部位を強くこすらないよう注意してください。内出血はコンシーラーでカバーできる程度であることが多く、日常のメイクで十分対応可能です。
まとめ
糸リフトのダウンタイム期間と過ごし方について、要点を整理します。
- 糸リフトのダウンタイム期間は約1週間から2週間が目安
- 腫れのピークは術後2日目から3日目で、1週間ほどで落ち着く
- 内出血は約1週間から2週間で消失することが多い
- 術後3日間は冷却と安静を心がけることが回復を早めるポイント
- デスクワークなら術後2日から3日、接客業なら1週間程度で仕事復帰が可能
- 激しい運動や顔のマッサージは術後2週間以上控える
- 効果には個人差があるため、不安な点は担当医に相談する
糸リフトは比較的ダウンタイムが短い施術ですが、適切なアフターケアを行うことでよりスムーズな回復が期待できます。ご自身のライフスタイルに合わせた施術計画を立てるためにも、まずは専門医にご相談ください。
リノクリニック東銀座は、外科専門医による診療を行う美容クリニックです。糸リフトをはじめとするたるみ治療のカウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して対応しております。患者さまお一人おひとりの状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。
初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.02



