院長コラム
骨切り手術を受けたいけれど、ダウンタイムがどのくらい続くのか不安でお悩みではありませんか。エラが張っている、頬骨が出ている、顎が長いといった輪郭の悩みを根本から改善できる骨切り手術は、顔の印象を大きく変えられる施術です。一方で、術後の腫れやむくみがいつまで続くのか、仕事や学校を休む期間をどう確保すればよいのかが手術を決断するうえで大きな不安要素になっています。この記事では、リノクリニック東銀座の医師の臨床経験をもとに、術式ごとのダウンタイムの目安と術後の経過、回復を早めるための具体的な過ごし方を詳しく解説します。
この記事でわかること
・エラ骨切り・頬骨骨切り・オトガイ形成術それぞれのダウンタイムの目安
・術後の腫れやむくみが時系列でどのような経過をたどるか
・仕事復帰のタイミングとダウンタイム中の具体的な過ごし方
・回復を早めるために意識すべきセルフケアのポイント
目次
骨切り手術の種類別ダウンタイムの目安
輪郭整形で行われる骨切り手術にはいくつかの術式があり、ダウンタイムの長さや症状の現れ方は術式によって大きく異なります。自分が受ける手術に応じた回復期間を正確に把握しておくことが、スケジュールを立てるうえでの第一歩です。ここでは代表的な三つの術式について、リノクリニック東銀座の医師の診療経験をもとに解説します。
エラ骨切り術のダウンタイム
エラが張っていて顔が大きく見えることが気になる方に行われるエラ骨切り術は、下顎角と呼ばれるエラ部分の骨を削るか切除する手術です。ダウンタイムの目安は術後2週間から4週間で、術後1週間は強い腫れが生じます。当院の医師の経験では、術後2週間ほどで腫れの6割から7割が引き、マスクを着用すれば外出が可能になる方がほとんどです。ただし、骨の周辺組織が完全に落ち着き、輪郭がすっきりと仕上がるまでには3か月から6か月ほどかかるのが一般的です。効果には個人差がありますので、焦らず経過を見守ることが大切です。
頬骨骨切り術のダウンタイム
頬骨が出ていて顔が横に大きく見えることが気になる方に行われる頬骨骨切り術では、頬骨弓を含む骨を内側に寄せる処置を行います。頬周辺に広範囲の腫れや内出血が出やすい術式で、ダウンタイムの目安は3週間から5週間です。術後10日前後で目立つ腫れの大部分は落ち着きますが、頬のむくみや触ったときの硬さは残りやすく、見た目の完成には約6か月を見込んでおくと安心です。なお、術後にフェイスバンドを使用するクリニックもありますが、当院では血腫発見の遅れや気道閉塞のリスクを考慮し、フェイスバンドは使用しておりません。
オトガイ形成術のダウンタイム
顎が長い、顎が引っ込んでいるといった悩みを改善するオトガイ形成術は、下顎骨の先端を水平に骨切りし、前後や上下方向に移動させる手術です。三つの術式の中では比較的回復が早く、ダウンタイムの目安は2週間から3週間です。ただし、下唇やあご先の周辺に一時的なしびれが出ることがあり、感覚の完全な回復には数か月かかる場合があります。当院の診療経験では、術後1か月の時点でしびれが大幅に改善される方が多い傾向にあります。
骨切り後の腫れとむくみの経過
骨切り手術のダウンタイム期間中は、日を追うごとに症状が変化していきます。回復の流れをあらかじめ把握しておくことで、想定外の腫れに過度に不安を感じることなく過ごせます。ここでは術後の経過を時系列で解説します。術式や個人の体質によって差がありますので、あくまで参考としてご覧ください。
術後1日から3日目の状態
術後すぐから腫れが始まり、顔全体がむくんだように見えます。痛みは処方される鎮痛剤で十分にコントロールできる範囲であることがほとんどです。内出血が生じた場合は、頬から首にかけて黄色や紫色のあざが見られることがあります。この時期は安静を最優先とし、頭を心臓より高い位置に保つことが腫れを最小限に抑えるポイントです。なるべく横にならず、座った姿勢を保つことをおすすめします。
術後4日から2週間の状態
腫れのピークは術後4日目から5日目に訪れます。この時期が最も見た目の変化が大きく感じられますが、以降は徐々に落ち着いていきます。術後1週間を過ぎると、ピーク時と比較して腫れが半分ほどに軽減されてきます。口腔内に縫合がある場合は、この時期に抜糸を行うことが一般的です。2週間が経過するとマスク着用で外出が可能になる方も増えてきますが、飲酒や激しい運動はまだ控えてください。日本形成外科学会でも、骨切り手術後の経過観察と創部管理の重要性が示されており、この時期の定期検診は回復を順調に進めるうえで欠かせません。
術後1か月から6か月の状態
術後1か月が経過すると腫れの大部分が引き、輪郭の変化を実感できるようになります。ただし骨の周辺組織がまだ安定していない時期ですので、強い衝撃や顔への圧力はかけないようにしてください。3か月を過ぎると骨の癒合がしっかりと進み、むくみや硬さもかなり改善されます。リノクリニック東銀座の医師の経験では、最終的な仕上がりを評価できるのは術後6か月から1年が経過した頃が目安です。長い回復期間に感じるかもしれませんが、月を追うごとに確実に改善していきますので、焦らずに経過を見守ることが大切です。効果には個人差があります。
骨切りダウンタイム中の過ごし方と注意点
骨切り手術後のダウンタイムをできるだけ快適に過ごし、回復を促進するためには、日常生活でいくつかの点に注意することが重要です。ここでは食事の工夫から仕事復帰のタイミング、回復を早めるセルフケアまで具体的に解説します。
食事と栄養の工夫
術後1週間から2週間は口を大きく開けることが難しいため、おかゆやスープ、豆腐、ゼリー飲料など柔らかい食事を中心にしましょう。栄養バランスが偏ると回復が遅れる原因になります。骨の癒合を助けるカルシウムやビタミンD、傷の修復を促すタンパク質やビタミンCを意識的に摂取することをおすすめします。ストローを使った飲み物の摂取は口腔内の縫合部に負担をかける場合があるため、医師の指示に従ってください。口腔内を清潔に保つことも感染予防として非常に重要です。
仕事復帰のタイミングの目安
デスクワーク中心の仕事であれば、早い方では術後4日目から5日目に復帰されています。マスクを着用していれば日常的なデスクワークは可能な方が多く、生活のリズムを早めに戻していただいて問題ありません。接客業や対面での打ち合わせが多い仕事の場合は、腫れが落ち着く術後2週間から3週間を目安に復帰を検討されることをおすすめします。東銀座や銀座周辺にお勤めの方からは、職場への通勤スケジュールについてカウンセリング時にご相談いただくケースも多くあります。患者様の職業やライフスタイルに合わせた手術スケジュールのご提案も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
回復を早める三つのセルフケア
STEP 1|頭を高くして就寝する
枕を高めにして就寝することで、顔への血流を適度に抑え、腫れやむくみの軽減に役立ちます。術後1週間から2週間は特に意識して続けてください。ベッドではなくリクライニングチェアを使用するとさらに効果的です。
STEP 2|処方薬を正しく服用する
抗生剤や消炎鎮痛剤は、処方された用量と期間を必ず守って服用してください。症状が軽くなったと感じても自己判断で服用を中止すると、感染リスクが高まる可能性があります。薬に関して不明点がある場合は担当医に確認してください。
STEP 3|定期検診を欠かさず受ける
術後の経過は個人差が大きく、外見上は問題なく見えても内部で変化が起きていることがあります。スケジュールどおりの通院で医師に状態を確認してもらうことが、安心してダウンタイムを過ごすための最も確実な方法です。
骨切りダウンタイムに関する禁止事項
ダウンタイム期間中は回復を妨げる行動を避けることも非常に重要です。以下の点を守ることで、トラブルのリスクを減らし、最終的な仕上がりの質を高めることにつながります。
禁煙と禁酒の徹底
喫煙は血行を悪化させ、骨の癒合や傷の治りを大幅に遅らせる大きな要因となります。日本美容外科学会でも術前術後の禁煙が強く推奨されており、最低でも術前2週間から術後1か月は禁煙を徹底することが望ましいとされています。長期間の喫煙習慣がある方は、可能であれば術前からできるだけ早く禁煙を始めることが回復の質を高めます。
飲酒についても、術後2週間から3週間は控えてください。アルコールは血管を拡張させるため、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。また少量であっても服薬中のアルコール摂取は薬の効果に影響を与えることがあります。
運動と入浴の制限
サウナや長時間の入浴、激しい有酸素運動は体温を上昇させ血行を促進するため、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。これらは術後3週間から4週間は避けるようにしてください。シャワーは翌日から可能な場合がほとんどですが、患部への直接の水流は避け、ぬるめの温度で短時間にとどめてください。具体的な制限については手術後に担当医から改めて指示をお伝えします。
異常を感じたら早めに連絡を
術後に想定以上の腫れや激しい痛み、発熱、出血、傷の開きが見られた場合は、自己判断で対処せず速やかに担当医に連絡してください。リノクリニック東銀座では術後のアフターフォロー体制を整えておりますので、中央区・東京都内はもちろん、遠方からお越しの患者様も気になる症状があれば遠慮なくご連絡いただけます。
骨切り手術の費用とダウンタイムの計画
骨切り手術にかかる費用は術式によって異なります。一般的な参考価格として、エラ骨切り術は約80万円から150万円、頬骨骨切り術は約100万円から180万円、オトガイ形成術は約60万円から120万円が目安です。これらはあくまで参考価格であり、確定金額はカウンセリングでご案内いたします。
費用を検討する際には、ダウンタイム期間中に仕事を休む日数の収入への影響も含めて、トータルで計画を立てることをおすすめします。特に接客業など2週間から3週間の休業が必要になる職種の方は、繁忙期を避けた手術時期の選定も重要な検討ポイントです。
なお、骨切り手術は美容目的の場合は保険適用外となります。ただし顎変形症など機能的な問題が認められる場合は、保険適用の対象となることがあります。厚生労働省の診療報酬規定に基づき、保険適用の可否は医師が診断のうえ判断いたしますので、該当する可能性がある方はカウンセリング時にお申し出ください。
リノクリニック東銀座では、銀座・東銀座エリアにお越しいただきやすい立地を活かし、術前の丁寧なカウンセリングから術後の定期検診まで一貫したサポート体制でお迎えしています。費用やダウンタイムへの不安についても、遠慮なくご質問いただける環境を整えています。
よくある質問
Q. 骨切り手術のダウンタイム中、仕事はいつから復帰できますか。
A. デスクワーク中心であれば早い方は術後4日目から5日目に復帰されています。マスク着用であれば日常業務をこなせる方が多いです。接客業など対面の仕事が多い場合は、腫れが落ち着く術後2週間から3週間を目安にお考えください。腫れの引き方には個人差がありますので、担当医と相談のうえスケジュールを決めることをおすすめします。効果には個人差があります。
Q. 骨切り後の腫れはどのくらいの期間で引きますか。
A. 腫れのピークは術後4日目から5日目で、2週間で約7割、1か月で約9割が落ち着きます。むくみや硬さを含めて完全に落ち着くには3か月から6か月ほどかかるのが一般的です。最終的な仕上がりは術後6か月から1年を目安にご確認いただくことを推奨しています。効果には個人差があります。
Q. 骨切りのダウンタイムを短くする方法はありますか。
A. 頭を高くして就寝すること、禁煙・禁酒の徹底、タンパク質やビタミンを意識した栄養管理、そして定期検診の受診が回復促進に有効です。なお当院では、血腫発見の遅れや気道閉塞リスクの観点からフェイスバンドは使用しておりません。処方薬を正しく服用し、医師の指示を守ることが最も確実な方法です。
まとめ
骨切り手術のダウンタイムについて要点を整理します。
ダウンタイムの期間は術式によって異なり、エラ骨切りで2週間から4週間、頬骨骨切りで3週間から5週間、オトガイ形成術で2週間から3週間が目安です。腫れのピークは術後4日目から5日目で、2週間で7割、1か月で9割ほど引いていきます。最終的な仕上がりの完成は術後6か月から1年が目安となります。デスクワークであれば術後4日から5日目での仕事復帰も可能で、対面業務の多い方は2週間から3週間を見込むとよいでしょう。頭を高くした就寝姿勢、禁煙禁酒の徹底、適切な栄養摂取、定期検診の受診がダウンタイムを短縮するための主なポイントです。費用は術式により60万円から180万円程度が参考価格で、確定金額はカウンセリングでご案内します。
エラが張っている、頬骨が出ている、顎の形が気になるといった輪郭の悩みを根本から改善できる骨切り手術は、正しい知識と準備があってこそ満足のいく結果につながります。ダウンタイムの期間や過ごし方に不安がある方は、まず医師によるカウンセリングでご自身の状況に合った情報をお聞きください。効果には個人差があります。
リノクリニック東銀座は、東京都中央区の東銀座・銀座エリアにある輪郭整形に対応した美容クリニックです。骨切り手術をはじめとする輪郭系の施術について、カウンセリングから術後のアフターフォローまで一貫してサポートいたします。ご予約はWEBにて24時間受付しております。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.04.30



