院長コラム
出産後や加齢によって会陰部の皮膚がたるみ、見た目や日常生活に違和感を覚えていませんか。デリケートゾーンの悩みは相談しにくく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。婦人科形成のなかでも会陰部贅皮切除は、余分な皮膚を取り除くことで見た目の改善や摩擦による不快感の軽減といった効果が期待できる施術です。この記事では、会陰部贅皮切除の具体的な効果や施術の流れ、ダウンタイムの目安、費用の参考情報までを詳しくお伝えします。リノクリニック東銀座の診療経験に基づいた情報を交えながら解説しますので、施術を検討されている方の判断材料としてぜひお役立てください。なお、効果には個人差がありますので、最終的なご判断はカウンセリングで医師とご相談ください。
この記事でわかること
・会陰部贅皮切除で期待できる効果と適応となる症状
・カウンセリングから術後経過までの施術の流れ
・ダウンタイムの期間や日常生活への影響
・費用の目安と他の婦人科形成施術との組み合わせ
目次
会陰部贅皮切除で得られる効果
会陰部贅皮切除とは、会陰部にできた余分な皮膚のたるみやひだを外科的に切除し、整った形態に仕上げる婦人科形成の施術です。会陰部とは、膣口と肛門の間に位置する部分で、出産時の会陰切開や会陰裂傷の修復後に皮膚が余ってしまうことがあります。また、加齢や体重変動によって皮膚の弾力が低下し、たるみが目立つようになるケースもあります。
見た目の改善効果
会陰部に贅皮があると、皮膚が不規則にたるんだり突出したりして、見た目にコンプレックスを感じる方がいらっしゃいます。施術によって余分な皮膚を切除し丁寧に縫合することで、なめらかで自然な外観に整えることが期待できます。当院での診療経験では、術後約1か月程度で傷跡が目立ちにくくなり、3か月から半年かけてさらに馴染んでいくケースが多く見られます。
機能面での改善効果
見た目だけでなく、機能的な不快感の軽減も重要な効果のひとつです。贅皮があることで下着との摩擦が生じたり、自転車やスポーツ時に違和感を覚えたりすることがあります。また、衛生面においても皮膚のひだに汚れがたまりやすくなり、かゆみやにおいの原因となる場合があります。会陰部贅皮切除によりこうした日常的な不快感の緩和が見込めます。ただし効果の感じ方には個人差があり、術前のカウンセリングで医師と十分に相談されることをおすすめします。
会陰部贅皮切除の施術の流れ
会陰部贅皮切除がどのような流れで行われるのかを知ることは、不安の軽減につながります。ここではカウンセリングから術後の経過観察まで、一般的な流れをご紹介します。
STEP 1|カウンセリングと診察
まず医師がお悩みの内容を丁寧にお伺いし、会陰部の状態を視診・触診で確認します。贅皮の大きさや位置、皮膚の質感などを評価したうえで、切除範囲のデザインを決定します。リノクリニック東銀座では、患者さまのご希望と解剖学的な観点の双方を考慮し、仕上がりのイメージを共有することを大切にしています。この段階で、小陰唇縮小術や副皮切除術との併用が適しているかどうかについても検討します。
STEP 2|麻酔と施術
施術当日は、局所麻酔を行います。局所麻酔は注射時にチクッとした痛みがありますが、麻酔が効いた後は施術中の痛みはほとんど感じません。不安が強い方には笑気麻酔や静脈麻酔を併用できる場合もありますので、事前にご相談ください。切除は細い医療用メスや高周波メスを用い、余分な皮膚を慎重に除去します。止血を確認しながら吸収糸で丁寧に縫合するため、抜糸が不要になる場合もあります。施術時間は贅皮の範囲にもよりますが、おおむね30分から60分程度が目安です。
STEP 3|術後の注意事項と経過観察
施術後は、清潔を保つためのケア方法や日常生活上の注意点を説明します。約1週間後に経過観察のための再来院をお願いしています。術後の経過を医師が確認し、問題がなければ通常の日常生活に戻っていただけます。
術後の経過と効果の実感時期
会陰部贅皮切除の術後経過を具体的に把握しておくことで、安心して施術に臨めます。ここではダウンタイムの目安と日常生活への影響について解説します。
ダウンタイムの目安
術後は患部に軽度の腫れや内出血が生じます。当院の医師によると、腫れのピークは術後2日から3日程度で、1週間から2週間でおよそ7割から8割ほど落ち着くケースが多いとされています。内出血は黄色く変色しながら2週間前後で消退していきます。痛みに関しては、処方される鎮痛薬で十分にコントロールできる程度が一般的です。術後約1か月で縫合部位が柔らかくなりはじめ、3か月から6か月にかけて傷跡が周囲の皮膚と馴染み、最終的な仕上がりが見えてきます。
日常生活への影響
デスクワークであれば術後2日から3日で復帰される方が多い傾向にあります。立ち仕事や体を動かすお仕事の方は、5日から1週間程度お休みを確保されるとより安心です。入浴はシャワーであれば翌日から可能ですが、湯船への入浴は1週間から2週間後を目安としてください。性交渉は傷の治癒を確認できる術後4週間以降が望ましいとされています。また激しいスポーツや自転車の利用は、術後3週間から4週間は控えていただくようお伝えしています。日本形成外科学会のガイドラインでも、外陰部の外科的処置後は清潔保持と物理的刺激の回避が治癒を促進するとされており、術後のケアが仕上がりに影響する重要な要素といえます。
費用の目安と他の施術との併用
費用面は施術を検討するうえで重要な要素です。ここでは会陰部贅皮切除の費用目安と、併用されることの多い婦人科形成施術について説明します。
会陰部贅皮切除の費用目安
会陰部贅皮切除の費用は、贅皮の範囲や施術の難易度によって変動しますが、一般的な参考価格としておよそ15万円から30万円程度が目安となります。麻酔の種類や使用する医療材料によっても金額が前後しますので、確定金額はカウンセリングでご案内いたします。なお、会陰部贅皮切除は原則として自由診療となり、健康保険の適用外です。厚生労働省の診療報酬点数表において、美容目的の外陰部手術は保険適用外と定められているため、費用は全額自己負担となります。
小陰唇縮小術等との組み合わせ
当院での診療経験では、会陰部贅皮切除を単独で行うケースもありますが、小陰唇縮小術と併せて検討される方が少なくありません。婦人科形成の施術体系として、小陰唇縮小術が基本施術となり、副皮切除術を併用されるケースが多く見られます。会陰部贅皮切除はオプション施術として位置づけられており、陰核包皮切除と同様に患者さまの状態やご希望に応じてご提案しています。複数の施術を同時に行うことで、手術回数やダウンタイムの総期間を抑えられるメリットがあります。リノクリニック東銀座では、どの施術の組み合わせが最適かを医師がしっかりと見極めたうえでご案内しますので、まずはお気軽にご相談ください。
施術を受ける前の流れと注意点
会陰部贅皮切除を安全に受けるためには、事前の準備と理解が欠かせません。施術前に確認しておくべきポイントを整理します。
カウンセリングで確認すべきこと
カウンセリングでは、ご自身の悩みや理想の仕上がりを具体的に伝えることが重要です。確認すべき項目として、切除範囲のデザイン、使用する麻酔の種類、想定されるダウンタイムの期間、追加費用の有無などが挙げられます。出産歴のある方は会陰切開の瘢痕の状態が施術に影響する場合もあるため、出産の時期や会陰切開の有無を医師にお伝えください。当院では初回カウンセリングに十分な時間を確保し、解剖学的な解説も交えながらわかりやすくご説明しています。
施術前日から当日の準備
施術前日は飲酒を控え、十分な睡眠をとるようにしてください。当日は施術部位を清潔にした状態でお越しいただき、締め付けの少ないゆったりとした下着をご持参いただくことをおすすめします。血液をサラサラにするお薬を服用中の方は、事前に医師への申告が必要です。抗凝固薬の服用を一時中断する場合は、処方元の主治医とも連携をとりながら判断いたします。また、施術後はご自身での運転が難しいケースもあるため、公共交通機関やタクシーのご利用を推奨しています。
よくある質問
Q. 会陰部贅皮切除は痛みが強い施術ですか。
A. 局所麻酔を行うため、施術中の痛みはほとんど感じません。術後は鈍い痛みや違和感が生じることがありますが、処方する鎮痛薬で対応できる範囲です。痛みの感じ方には個人差がありますので、不安な方はカウンセリングで麻酔の追加オプションについてご相談ください。
Q. 傷跡は目立ちますか。どのくらいで消えますか。
A. 会陰部は皮膚が薄く血流が豊富なため、比較的傷の治りが早い部位です。術後1か月程度で赤みが薄くなり、3か月から6か月かけて周囲の皮膚と馴染んでいきます。最終的にはほとんど目立たなくなるケースが多いですが、効果には個人差があります。
Q. 出産後すぐでも施術を受けられますか。
A. 出産後の身体が十分に回復してから施術を検討されることをおすすめしています。一般的には産後6か月以上経過し、会陰部の瘢痕組織が安定した状態が望ましいとされています。授乳中の方は使用するお薬の制限がある場合もあるため、カウンセリングで医師にご相談ください。
まとめ
会陰部贅皮切除について、重要なポイントを整理します。
- 会陰部贅皮切除は余分な皮膚を切除し、見た目の改善と機能的な不快感の軽減が期待できる婦人科形成の施術である
- 施術時間は30分から60分程度で、局所麻酔のもと日帰りで行える
- ダウンタイムは1週間から2週間が目安で、最終的な仕上がりは3か月から6か月後に完成する
- 費用の参考価格は15万円から30万円程度で、自由診療となる
- 小陰唇縮小術や副皮切除術との併用により、トータルでの形態改善を目指せる
- 効果には個人差があるため、事前のカウンセリングで医師と十分に相談することが大切である
デリケートゾーンの悩みは一人で抱え込まず、まずは専門的な知識を持つ医師にご相談ください。カウンセリングでは施術内容やリスクについて丁寧にご説明いたします。
当院のご案内
リノクリニック東銀座は、外科専門医による婦人科形成を提供しているクリニックです。小陰唇縮小術、副皮切除術、会陰部贅皮切除、陰核包皮切除など、患者さまのお悩みに合わせた施術をご用意しております。完全予約制でプライバシーに配慮した診療環境を整えています。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.23



