院長コラム
小陰唇縮小の手術を受けたいけれど、傷跡が目立たないか不安、縫い方によって仕上がりが変わるのか気になる、そんなお悩みをお持ちではありませんか。デリケートゾーンの見た目が気になる、左右差がある、下着に擦れて痛い、自転車に乗ると違和感があるなど、日常生活に支障をきたしている方は少なくありません。しかし場所が場所だけに、なかなか人に相談しづらいと感じる方も多いでしょう。小陰唇縮小術は婦人科形成の中でも基本となる施術ですが、術後の傷跡や仕上がりは担当する医師の技術や縫合方法によって大きく左右されます。この記事では、リノクリニック東銀座の医師監修のもと、傷跡を目立たなくするための縫い方の工夫やダウンタイムの過ごし方まで詳しく解説します。
この記事でわかること
・小陰唇縮小術で傷跡が残りにくい縫い方の種類と特徴
・術後の傷跡を目立たなくするために大切なポイント
・ダウンタイム中の過ごし方と注意点
・当院で行っている縫合へのこだわりと仕上がりの考え方
小陰唇縮小で傷跡が残る原因
小陰唇縮小術を検討する際、多くの方が最も気にされるのが術後の傷跡です。そもそもなぜ手術の傷跡が目立ってしまうことがあるのでしょうか。その原因を理解しておくことは、縫い方の重要性を知るうえで欠かせません。
傷跡が目立つ主な要因
傷跡が目立つ原因は大きく分けて3つあります。第一に、切除デザインの不適切さです。小陰唇の組織は薄い部分と厚みのある部分が混在しており、切除ラインが不自然だと縫合部に段差やひきつれが生じやすくなります。第二に、縫合技術の差です。粘膜と皮膚の境界付近は特に繊細な縫い合わせが求められ、糸の選択や針の運び方ひとつで仕上がりが変わります。第三に、術後の過ごし方です。安静が不十分だったり、患部への刺激が加わったりすると、傷の治りが遅れて瘢痕が残りやすくなります。
小陰唇の解剖学的な特徴
小陰唇は外側が皮膚、内側が粘膜という二層構造になっています。粘膜側は血流が豊富で治癒力が高い一方、皮膚側はやや治りが遅い傾向があります。この組織の違いを考慮せずに一律な縫合を行うと、左右差や不自然な瘢痕につながることがあります。当院の医師によると、解剖学的な構造を熟知したうえで切除範囲と縫合方法を決定することが、傷跡を目立たなくするための第一歩であるとのことです。
傷跡が目立たない縫い方の種類
小陰唇縮小術の仕上がりを左右する最大の要素が縫合方法です。ここでは代表的な縫い方の種類と、それぞれの特徴を解説します。
単純縫合と連続縫合の違い
単純縫合は一針ずつ独立して縫い合わせる方法です。万が一糸が一箇所ほどけても他の部分には影響しないという安全面でのメリットがありますが、縫合痕が点状に並びやすいという側面もあります。一方、連続縫合は一本の糸で連続的に縫い進める方法で、組織にかかる張力が均等に分散されるため、傷跡が線状に整いやすいのが特徴です。リノクリニック東銀座では、部位や組織の厚みに応じてこれらを使い分け、より目立たない仕上がりを追求しています。
真皮縫合と粘膜下縫合
傷跡を目立たなくするうえで特に重要なのが、皮膚の深い層を寄せる真皮縫合です。表面の縫合だけでは傷が開こうとする力に耐えられず、幅のある瘢痕になりやすくなります。真皮縫合で組織の深部をしっかり寄せたうえで、表面を細い糸で丁寧に合わせることで、術後の傷跡は格段に目立ちにくくなります。また、粘膜側については粘膜下縫合を行うことで、糸が表面に露出せず異物感が軽減されます。当院での診療経験では、この二層構造の縫合を行った場合、術後3か月程度でほとんど傷跡がわからなくなる方が多い傾向にあります。ただし効果には個人差があります。
吸収糸と非吸収糸の選択
縫合に使用する糸も仕上がりに影響します。吸収糸は体内で自然に溶ける糸で、抜糸の必要がないため通院回数を減らせるメリットがあります。一方、非吸収糸は引っ張り強度が高く、術後早期の傷の安定性に優れています。非吸収糸の場合は術後7日から10日程度で抜糸を行います。当院では部位によって吸収糸と非吸収糸を組み合わせ、患者さまの負担を軽減しつつ仕上がりの美しさを両立する方法を採用しています。
目立たない仕上がりのための工夫
縫い方以外にも、傷跡を目立たなくするためには手術全体を通じたさまざまな工夫が必要です。リノクリニック東銀座で実際に行っている取り組みをご紹介します。
切除デザインの精密な設計
手術前のデザインは仕上がりの8割を決めるといっても過言ではありません。当院では、まず患者さまの小陰唇の大きさ、厚み、左右差、色素沈着の範囲を細かく評価します。そのうえで、切除後の形状が自然なラウンド形になるようにマーキングを行います。単に大きさを小さくするだけではなく、辺縁の形状や厚みの調整まで考慮したデザインが、術後の傷跡が目立たないことにつながります。
副皮切除との併用による自然な仕上がり
小陰唇のすぐ外側にある副皮は、小陰唇縮小術を単独で行うと術後に目立ってしまうことがあります。副皮が残ることで、せっかく小陰唇を整えても全体のバランスが崩れてしまうケースも少なくありません。そのため当院では、副皮切除術を併用してデリケートゾーン全体の調和を図ることをおすすめする場合があります。また、必要に応じて陰核包皮切除や会陰部贅皮切除といったオプション施術もご提案し、患者さま一人ひとりの理想に近い仕上がりを目指しています。
電気メスとハサミの適切な使い分け
切除に使用する器具も傷跡に影響します。電気メスは止血しながら切開できるため出血が少ない利点がありますが、熱損傷によって組織の治りが遅くなるリスクがあります。当院の医師によると、小陰唇の辺縁を切除する際にはハサミやメスを使い、止血が必要な深部の処理には電気メスを併用するなど、器具を適切に使い分けることで組織への負担を最小限に抑え、傷跡が目立たない治癒を促しているとのことです。
術後の傷跡ケアと注意点
手術が成功しても、術後の過ごし方を誤ると傷跡が目立ってしまうことがあります。ダウンタイム中の適切なケアについて解説します。
ダウンタイムの目安と経過
小陰唇縮小術のダウンタイムは一般的に1週間から2週間程度です。術後2日から3日は腫れや内出血がピークを迎え、その後徐々に引いていきます。当院での診療経験では、約7割の方が術後1週間でデスクワーク程度のお仕事に復帰されています。ただし、激しい運動や性交渉は術後1か月程度お控えいただくようご案内しています。傷跡は術後1か月頃にやや赤みを帯びることがありますが、3か月から6か月かけて徐々に周囲の組織と馴染み、目立たなくなっていく経過をたどることが多いです。効果には個人差があります。
術後のセルフケアで注意すべきこと
STEP 1|清潔を保つ
シャワーは翌日から可能ですが、患部を強くこすらず、ぬるま湯で優しく流す程度にとどめてください。入浴は術後1週間程度お控えいただきます。
STEP 2|刺激を避ける
タイトな下着やスキニーパンツは患部を圧迫しやすいため、ゆとりのある綿素材の下着を着用してください。自転車やバイクなど、患部に直接圧がかかる乗り物も術後2週間から3週間はお控えいただくのが望ましいです。
STEP 3|処方薬を正しく使用する
術後に処方される抗生剤や鎮痛剤は指示どおりに服用してください。痛みは術後2日から3日がピークで、その後は市販の鎮痛剤でも対応できる程度に落ち着くことがほとんどです。
傷跡を目立たせない縫い方の選び方
どの縫い方が自分に合っているのかは、小陰唇の状態や切除範囲によって異なります。ここでは適切な縫合方法を選ぶためのポイントをまとめます。
小陰唇の厚みが比較的薄い方は、連続縫合と吸収糸の組み合わせで十分に美しい仕上がりが期待できます。一方、組織に厚みがある方や広範囲の切除が必要な方は、真皮縫合を加えた多層縫合が推奨されます。また、過去に小陰唇縮小術を受けて傷跡が気になっている方の修正手術では、瘢痕組織を丁寧に切除したうえで改めて精密な縫合を行う必要があります。
当院ではカウンセリング時に患部の状態を確認し、切除デザインと縫合方法を具体的にご説明しています。日本形成外科学会や日本美容外科学会の知見も踏まえ、エビデンスに基づいた施術計画を立てることを大切にしています。費用の目安としては、小陰唇縮小術は片側で15万円から25万円程度、両側で25万円から40万円程度が一般的な参考価格です。副皮切除術を併用する場合は追加費用がかかります。確定金額はカウンセリングでご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q. 小陰唇縮小の手術後、傷跡はどのくらいで目立たなくなりますか。
A. 術後1か月頃はまだ赤みや硬さが残ることがありますが、3か月から6か月程度で傷跡は徐々に周囲の組織と馴染んでいきます。最終的な仕上がりは6か月から1年程度で落ち着く方が多いです。ただし効果には個人差がありますので、経過で気になることがあれば早めにご相談ください。
Q. デリケートゾーンの左右差や擦れる痛みは小陰唇縮小で改善できますか。
A. 小陰唇の左右差や肥大による摩擦の痛みは、小陰唇縮小術で改善が期待できる代表的なお悩みです。下着に擦れて痛い、自転車に乗ると違和感があるといった症状でお困りの方は、カウンセリングで状態を確認のうえ適切な切除範囲をご提案いたします。
Q. 縫い方によって痛みやダウンタイムに違いはありますか。
A. 縫合方法によって術後の痛みに大きな差が出ることは少ないですが、吸収糸を使用した場合は抜糸が不要なため通院の負担が軽減されます。真皮縫合を行うと術後の傷の安定性が高まり、結果として回復もスムーズになる傾向があります。詳しくは担当医師にご相談ください。
まとめと当院からのご案内
本記事の要点を整理します。
- 小陰唇縮小術の傷跡が目立つかどうかは、切除デザインと縫い方に大きく左右される
- 真皮縫合や粘膜下縫合を組み合わせた多層縫合が、傷跡を目立たなくするうえで重要
- 吸収糸と非吸収糸の適切な使い分けが仕上がりと通院負担のバランスを取る鍵となる
- 術後のセルフケアとして清潔保持、刺激回避、処方薬の正しい使用が大切
- 傷跡は3か月から6か月程度で目立たなくなることが多いが、効果には個人差がある
デリケートゾーンの見た目が気になる、左右差がある、日常生活で擦れて痛いなどのお悩みをお持ちの方は、おひとりで悩まずまずはカウンセリングにお越しください。リノクリニック東銀座では、患者さまのご希望と解剖学的な状態を丁寧に評価したうえで、最適な施術計画をご提案いたします。
リノクリニック東銀座は、婦人科形成をはじめとする外科診療を行うクリニックです。小陰唇縮小術、副皮切除術、陰核包皮切除、会陰部贅皮切除など、デリケートゾーンのさまざまなお悩みに対応しています。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.09



