院長ブログ
受け口輪郭の治し方(+Vライン形成)
今回ご紹介するのは
受け口気味で中顔面がフラットな輪郭
の患者様です。
術後1か月が経過したのでご紹介します。
1.横顔
下顎前突の場合、噛み合わせがアングルの分類でクラス3と呼ばれる咬合になっていることが多いです。そして、下顎だけが前突していてそれを治せば良いわけではありません。上顎骨はやや後方に下がり、下顎が前突、そして咬合平面がフラット気味になっていて、そのせいで口角が下がります。鼻翼基部の位置がやや低く、人中の傾斜もついていることが相まって、口角の下がりはさらに増します。口を閉じているだけで不機嫌そうに見える輪郭になります。
上下顎骨同士の位置関係は矯正歯科医が決めます。術後の咬合位にした上下顎骨を一塊として、回転をかけます。上下の顎骨が最適な位置に来たところで、オトガイ形成でEラインを整えます。この方はエラの骨切りも希望されていましたので、同時にVライン形成も行なっています。
位置決めは文章にするとこのようになりますが、実際これらを3Dシミュレーションソフト上で行います。最終位置を決めたところで、各ポイントの移動距離を計測して、施術の細かいプランを組み立てます。Vライン形成に関しても、ソフト上で計測して、術野でシミュレーションを忠実に再現できるようにします。
2.正面
面長に見えるということは横比率より縦比率が目立つことになります。下顎を後方に下げること、そしてオトガイ形成で長さの調整をすることで、面長感をなくしていきます。それは縦比率より相対的な変化として横比率が強くなります。術後この輪郭に見慣れるまで、横幅が気になる患者様もいますが、それは変化に伴うもので見慣れてくると、問題はなくなります。
3.斜め
まだ顎先のむくみが残っている術後1か月です。ただ、鼻翼基部の陥凹の改善と顎先のボリューム感、口角が下がった口元、エラのボリュームなどの変化は見て取れます。
術後1か月目のダウンタイムの状況として参考にしてみてください。
4.CT比較
咬合平面の傾斜がフラット気味でしたので、回転をかけて下顎を後方に移動しています。オトガイ形成で適度に短縮と幅を狭めて前方移動しています。それに合わせてVライン形成でエラの骨切りを行なっています。
オトガイもしっかりした幅があったので、幅を狭めて前方移動をしています。Vラインは術前よりかなりシャープになりました。男性なので、細くなりすぎない程度にスッキリとした骨張った輪郭にならないように調整しています。エラの骨切りでたるみを気にされる方もいますが、輪郭や軟部組織に応じて切り方を工夫することで、可及的にたるみを予防します。若くしてフェイスリフトはできるだけ避けるようにしています。
🏥顎矯正手術治療代:2,750,000円(税込)
目隠しモニター:2,420,000 (税込)
顔出しモニター:2,090,000 (税込)
術前検査代、麻酔代、術後CT代は別途
📸モニター募集中
🩹リスク:疼痛、出血、血腫、感染、神経障害、咬合異常など
⚠️経過や結果には個人差があります。施術内容、経過など十分理解した上で施術をご検討ください。術後気になる症状があれば、受診してご相談ください。術後の経過を安全に見ていくために、定期的な受診が必要です。
《輪郭の治療で当院が選ばれる理由》
1.2014年から美容外科で積み上げた豊富な骨切りの経験があります。
2.両顎は「Dolphin®」を用いてミリ単位でシミュレーションを行います。
3.院内CTで術前、術後スムーズに検査ができます。
4.アフターフォローもしっかりします。
5.連携施設は東大口腔外科、矯正歯科3院(東京2院、大阪1院)があります。
6.輪郭の治療として、脂肪吸引、バッカル、糸リフト、ハイフなどのご提案をすることも可能です。
7.完全予約制なので診療がスムーズです。
🏥リノクリニック東銀座
〒104−0061東京都中央区銀座3丁目11−13松本銀座ビル9階
☎️03-5550-5557
🌏web予約受付中
監修者情報
宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2023.01.02