院長コラム
目次
顔が大きい原因は骨格?輪郭3点と人中短縮で小顔を叶える方法
鏡を見るたびに「顔が大きく見える気がする」「写真に写ると顔だけ強調される」と感じたことはありませんか?
実は、顔が大きく見える原因には、骨格・筋肉・脂肪・皮膚のたるみなど、複数の要素が関係しています。中でも、骨格による輪郭の広がりは、ダイエットやマッサージでは変えにくい部分です。
当院(リノクリニック東銀座)では、輪郭3点手術と人中短縮術を組み合わせることで、骨格からバランスを整え、自然で立体的な小顔ラインを実現しています。
本記事では、顔が大きく見える原因を整理しながら、手術の仕組みとその効果を専門的な視点で解説します。
顔が大きく見える原因と骨格の関係
顔が大きく見える最も代表的な要因は「骨格の広がり」です。
特に日本人に多いのは、以下の3タイプです。
エラの張り(下顎角の発達)
横顔や斜めから見たときに下顎の角が張り出して見えるタイプ。
下顔面の横幅が広く見え、フェイスラインが四角くなるため「顔が大きい」印象を強めます。
頬骨の張り(頬骨弓の突出)
正面から見たときに顔の横幅が広く見える原因のひとつ。
頬骨が外側や前方に張り出すことで、立体感のバランスが崩れ、顔全体が平面的に見えることもあります。
顎(オトガイ)の突出や後退
顎先が前に出ている、または後退している場合、顔の縦の長さや前後バランスに影響します。
とくに顎が長いタイプでは、顔全体が間延びして見えることがあります。
このように骨格的な原因の場合、スキンケアやマッサージでの変化は限定的です。
根本的に顔の大きさを改善するには、骨格そのものを整える**輪郭骨切り手術(輪郭3点)**が有効です。
輪郭3点手術で整える小顔バランス
輪郭3点手術とは、「頬骨削り(頬骨形成)」「エラ削り(下顎角形成)」「顎削り(オトガイ形成)」の3つを総称した骨切り手術です。
顔の横幅・縦の長さ・前後の立体感をトータルにデザインし、理想的なフェイスラインを作ります。
頬骨形成(頬骨削り)
外側や前方に張り出した頬骨を内側・後方に移動。
正面から見たときの顔幅をすっきりさせ、女性らしいやわらかな印象を与えます。
下顎角形成(エラ削り)
下顎角を削ることで横顔のラインをスリムに整えます。
角ばった印象をやわらげ、シャープでVラインに近いフェイスラインへ。
オトガイ形成(顎削り)
顎先の長さや前後位置を調整し、全体のバランスを整える施術。
顎の位置が整うことで横顔のEラインも自然に改善します。
当院では、単に「削る」ことを目的とせず、顔全体の黄金比を意識した立体的なデザインを重視しています。
CT画像で骨格・咬合・皮膚厚を分析し、最小限の骨切りで最大の効果を引き出します。桐蔭
人中短縮術で縦のバランスを整える
顔の印象を決める要素は骨格だけではありません。
実は、「人中(鼻と上唇の間の距離)」も小顔印象に大きく影響します。
人中が長いと起こる印象変化
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顔の下半分が間延びして見える
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口元が下がって見える
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笑ったときに上唇がめくれにくくなる
このようなケースでは、人中短縮術で鼻下の距離を短くすることで、顔全体のバランスが引き締まって見えます。
人中短縮術の方法
鼻下の付け根に沿って余分な皮膚を切除し、上唇を自然に引き上げる施術です。
傷跡は鼻の陰に隠れるため目立ちにくく、約2〜4mmの短縮でも大きな印象変化をもたらします。
効果
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顔の縦の間延び感を改善
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若々しい印象の口元へ
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唇が自然に立ち上がり、ボリューム感アップ
輪郭3点で横方向の骨格バランスを整え、人中短縮で縦方向の比率を整えることで、
全方向から見ても自然な小顔を実現します。
輪郭3点+人中短縮を組み合わせるメリット
1. 顔全体の黄金比を整える
輪郭3点で「外枠」を、人中短縮で「中央バランス」を調整。
真正面・横顔のどちらから見ても、理想的な比率に近づけます。
2. 自然な若返り効果
人中が短くなることで、上唇が引き上がり、表情が明るく若々しく見えます。
輪郭をスリムにすることでフェイスラインの影も軽くなり、たるみ感の軽減にもつながります。
3. 「整った」印象の仕上がり
骨格だけを削ると、顔が間延びして見えることがあります。
人中短縮を併用することで縦横のバランスが取れ、より自然な小顔感を演出できます。
ダウンタイムと注意点
輪郭3点手術は全身麻酔下で行われる大掛かりな手術です。
術後は腫れ・しびれ・内出血が出ますが、腫れのピークは1〜2週間。完成までに3〜6か月かかります。
一方、人中短縮術は局所麻酔で行うことが多く、腫れは1週間程度。
傷は鼻下の付け根に沿っており、時間とともにほとんど目立たなくなります。
どちらの手術も骨格・筋肉・皮膚のバランスを見極める高度な技術が必要です。
当院では、輪郭手術を専門とする医師がCT解析を行い、
「安全性」「審美性」「機能性」を両立したデザインを提案しています。
手術以外の小顔ケアとの違い
近年、ハイフ・糸リフト・ボトックスなどの「切らない小顔施術」が注目されています。
当院でもハイフや高周波治療のデンシティーを導入しておりますが、これらは皮下組織や筋肉層へのアプローチで、一時的なリフトアップ効果はありますが、骨格の形自体を変えることはできません。
「フェイスラインを根本から整えたい」「顔の横幅を減らしたい」という場合、やはり輪郭骨切り手術が唯一の根本解決法です。
自分に合う施術を見極める
顔が大きく見える原因は、人によって異なります。
以下のようにタイプごとに分けて考えると、自分に合った施術を見つけやすくなります。
■ 骨格(エラ・頬骨・顎)
骨の張りや形が原因で顔が大きく見えるタイプ。
→ 輪郭3点手術(頬骨・エラ・顎の骨を整える)で、骨格からバランスを調整。
■ 筋肉(咬筋の発達)
食いしばり癖などで咬筋が発達し、エラが張って見えるタイプ。
→ エラボトックスで筋肉の張りをやわらげ、フェイスラインをスッキリ。
■ 脂肪
フェイスラインのもたつきや二重顎が気になるタイプ。
→ 脂肪吸引やハイフで脂肪を減らし、シャープな印象に。
■ 皮膚のたるみ
加齢や皮膚の弾力低下により、フェイスラインが下がって見えるタイプ。
→ 糸リフトやハイフでたるみを引き上げ、リフトアップ効果を狙う。
■ 顔の縦のバランス
人中が長い・口元が間延びして見えるタイプ。
→ 人中短縮術で鼻下の距離を短くし、若々しく引き締まった印象に。
このように、顔が大きく見える要因は「骨格・筋肉・脂肪・皮膚・人中バランス」など多岐にわたります。原因を正しく見極めることで、最も効果的なアプローチを選ぶことができます。
まとめ
顔が大きく見える原因は脂肪やむくみだけでなく、骨格や人中の長さも大きく関係します。
輪郭3点手術で横幅と立体感を整え、人中短縮術で縦のバランスを引き締めることで、
自然で調和の取れた理想の小顔へ近づくことが可能です。
当院では、院長の私が一人ひとりの骨格をCTや3Dシミュレーションで分析し、安全かつ確実に理想のフェイスラインをデザインします。
「顔を小さくしたい」「横顔も正面も綺麗にしたい」と思ったら、まずはカウンセリングでご相談ください。
よくある質問(Q&A)
Q1. 輪郭3点手術の痛みは強いですか?
手術中は全身麻酔のため痛みは感じません。術後は頬や顎周辺に腫れ・違和感が出ますが、1週間前後で落ち着きます。鎮痛薬でコントロール可能です。
Q2. 人中短縮術で口元が不自然になりませんか?
当院では鼻下の皮膚を最小限切除し、自然なカーブで上唇を引き上げます。
傷は鼻の付け根に沿うため目立たず、表情の動きも自然です。
Q3. 輪郭3点と人中短縮は同時に受けられますか?
はい、同時手術も可能です。
骨格と顔中央のバランスを同時に整えることで、より美しい仕上がりが期待できます。
Q4. 輪郭3点手術のリスクはありますか?
腫れ・しびれ・内出血などの一時的症状が出ることがあります。
当院ではCT計画と熟練した手技により、リスクを最小限に抑えています。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2025.11.07



