院長コラム

PRPと線維芽細胞の違いとは?再生医療を徹底比較

「ほうれい線が深くなってきた」「フェイスラインがぼやけてきた」「老けて見えるのが気になる」など、年齢とともに現れる肌の衰えにお悩みではありませんか。近年、PRPと線維芽細胞という二つの再生医療が美容分野で注目を集めています。どちらも自分自身の血液や細胞を使う治療ですが、違いがよくわからず迷っている方も多いのではないでしょうか。東銀座のリノクリニックにも「PRPと線維芽細胞はどちらが自分に合っていますか」というご質問が多く寄せられています。この記事では、両者の仕組み・効果・費用・リスクを丁寧に比較し、ご自身に最適な再生医療を選ぶための判断材料をご提供します。効果には個人差がありますが、正しい知識を持つことが理想の肌への第一歩です。

この記事でわかること
・PRPと線維芽細胞それぞれの治療メカニズムと特徴
・効果の持続期間や費用目安など具体的な比較ポイント
・再生医療を選ぶ際に知っておきたいリスクと注意点
・リノクリニック東銀座での再生医療に対する考え方

PRP療法の仕組みと再生医療の特徴

PRP療法とは、自分自身の血液から「多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)」を抽出し、肌の気になる部位に注入する再生医療です。血小板には成長因子と呼ばれるタンパク質が豊富に含まれており、これが注入された部位でコラーゲンやエラスチンの生成を促します。

PRP療法の具体的な流れ

STEP 1|採血

患者さまの腕から約10〜30mlの血液を採取します。採血量は施術範囲によって異なります。

STEP 2|遠心分離

採取した血液を専用の遠心分離機にかけ、血小板が濃縮されたPRPを抽出します。この工程には約15〜20分かかります。

STEP 3|注入

PRPを目元のしわ、ほうれい線、マリオネットライン、首のしわなど気になる部位に注入します。注入には極細の針を使用するため、痛みは比較的軽度です。

PRP療法の大きな利点は、自分の血液を使うためアレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低い点です。施術時間は採血から注入まで約60分程度で、ダウンタイムも注入部位の軽い腫れや内出血程度にとどまることが一般的です。効果は施術後2〜4週間ごろから徐々に現れ、コラーゲンの生成が促進されることで肌のハリやツヤが改善していきます。持続期間の目安は個人差がありますが、おおよそ6か月〜1年程度とされています。当院のPRP療法は1回2ccで110,000円(税込)、2回目以降はリピート割で92,400円(税込)です。回数のクール設定は設けておらず、1回でも変化を実感いただけますが、良い状態を保つには定期的に継続していただくことをおすすめしています。

線維芽細胞治療の仕組みと再生医療の効果

再生医療のカウンセリングで医師から線維芽細胞治療の説明を受ける患者|リノクリニック東銀座

線維芽細胞治療は、自分自身の皮膚から線維芽細胞を採取・培養し、老化が気になる部位に注入する再生医療です。線維芽細胞とは真皮層に存在する細胞で、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸という肌の弾力やうるおいを支える三大成分を生み出す「工場」のような役割を果たしています。

線維芽細胞治療の具体的な流れ

STEP 1|皮膚の採取

耳の後ろなど目立たない部位から、米粒大程度の皮膚片を採取します。局所麻酔を使用するため、採取時の痛みはほとんどありません。

STEP 2|細胞の培養

採取した皮膚片から線維芽細胞を分離し、専用の培養施設で約4〜6週間かけて数千万個に増殖させます。この培養期間が必要なため、採取から施術までに時間がかかる点はPRP療法との大きな違いです。

STEP 3|注入

培養によって増やした線維芽細胞を、ほうれい線や目の下のくぼみ、額のしわ、たるみが気になる部位に注入します。

線維芽細胞治療の最大の特徴は、肌のコラーゲン生成能力そのものを回復させるという点にあります。加齢とともに減少する線維芽細胞を直接補充するため、肌の若返りをより根本的なレベルで目指す治療といえます。効果が実感できるまでには約2〜3か月かかることが多く、持続期間は1〜3年程度が目安です。ただし、効果には個人差があります。費用は培養工程が加わるため、PRP療法と比べて高額になります。当院の皮膚線維芽細胞培養・細胞移植の料金は、再生医療の初診料が3,300円、血液検査が22,000円、細胞の採取・培養がBank20(2億個)264,000円、Bank60(6億個)495,000円です。移植は1千万個あたり151,800円で、1千万個単位で追加でき、1億個の場合は1,518,000円となります(いずれも税込)。部分モニター価格・顔出しモニター価格もご用意しています。クール(回数のセット)は設けておらず、1回の移植でも変化を実感いただけますが、良い状態を保つには定期的に継続していただくことをおすすめしています。なお、初回は採取料と移植2回分を合算した施術代が必要です。培養した細胞の保管はセルバンクとのご契約となり、Bank20は最初の3か月、Bank60は最初の6か月が無料です。以降は月々8,800円〜16,500円(年払97,020円〜136,620円)で、年数が経つごとに料金が下がります。

当院の院長は「線維芽細胞治療は、コラーゲンを外から補うのではなく、自分の細胞が自らコラーゲンを作り出す力を取り戻すという点で、再生医療の本質に最も近い治療法だと考えています。ただし、培養の品質管理が治療結果を大きく左右するため、信頼できる細胞培養加工施設との連携が不可欠です」と語っています。

PRPと線維芽細胞の違いを項目別に比較

ここまでの内容をふまえ、PRPと線維芽細胞の違いを主要な項目別に整理します。東京で再生医療をお考えの方が最も知りたいポイントを中心に比較していきます。

治療メカニズムの違い

PRP療法は血小板に含まれる成長因子を利用して、すでに存在する線維芽細胞やコラーゲン生成を「刺激」する治療です。いわば、今ある細胞の働きを活性化させるアプローチといえます。一方、線維芽細胞治療は減少した細胞そのものを「補充」する治療です。加齢によって20代の約半分以下に減少した線維芽細胞の数を直接的に増やすことで、肌の再生能力を根本から回復させることを目指します。

効果の現れ方と持続期間の違い

PRP療法は施術後2〜4週間で効果が現れ始め、持続期間は約6か月〜1年です。比較的早く効果を実感できる反面、定期的なメンテナンスが推奨されます。線維芽細胞治療は効果の発現まで2〜3か月かかりますが、持続期間は1〜3年と長い傾向があります。ただし、いずれも効果には個人差があります。

費用と手軽さの違い

費用面では、当院のPRP療法が1回2ccで110,000円(税込・リピート割92,400円)、線維芽細胞治療が採取・培養264,000円〜に加えて移植1千万個あたり151,800円(税込)と大きな差があります。また、PRP療法は当日の採血から注入まで約1時間で完了するのに対し、線維芽細胞治療は皮膚採取から細胞培養に4〜6週間を要します。手軽さという観点ではPRP療法に分がありますが、より根本的な改善を求める方には線維芽細胞治療が選択肢となります。

適応部位と向いている方の違い

PRP療法は目元の小じわや浅いほうれい線、首のしわなど比較的軽度のエイジングサインに効果的です。「最近たるみが気になり始めた」「予防的にケアしたい」という30〜40代前半の方にも取り組みやすい治療です。線維芽細胞治療は深いしわやたるみ、全体的な肌質の低下が気になる方に向いています。「フェイスラインがぼやけてきた」「目の下のくぼみが深くなった」「肌全体のハリがなくなった」といったお悩みを抱える40代以降の方に特に検討されることが多い治療です。

詳しくは当院の施術内容について、施術一覧をご確認ください。

施術一覧を見る

再生医療を選ぶ際のリスクと注意点

再生医療の治療方針について検討するクリニックの診察室風景|リノクリニック東銀座

再生医療は自己由来の組織を用いるため安全性が高いとされていますが、治療である以上リスクがゼロではありません。銀座エリアで再生医療を検討されている方に、事前に知っておいていただきたい注意点を解説します。

PRP療法のリスク

PRP療法の主なリスクとしては、注入部位の腫れ・内出血・しこりが挙げられます。通常、腫れや内出血は数日から1週間程度で自然に消退しますが、まれに注入量が過剰だった場合にしこりが形成されることがあります。また、成長因子を添加した「PRP+成長因子」療法では、過剰な組織増生によるしこりや膨らみのリスクがPRP単体よりも高くなる傾向が報告されています。日本再生医療学会でもこうしたリスクについて注意喚起がなされており、使用する製剤の内容を十分に確認することが重要です。

線維芽細胞治療のリスク

線維芽細胞治療においても、注入後の腫れ・赤み・内出血などが生じる可能性があります。加えて、細胞培養の過程における品質管理が不十分な場合、期待した効果が得られないリスクがあります。厚生労働省は再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)に基づき、細胞培養加工を行う施設の届出を義務づけています。中央区にある当院では、この法律に則った適正な管理体制のもとで治療をご提供しています。

共通の注意点

PRPと線維芽細胞のいずれの再生医療でも、治療前のカウンセリングで肌の状態や期待する効果を医師としっかり共有することが大切です。また、感染症がある方、妊娠中・授乳中の方、血液疾患をお持ちの方は施術を受けられない場合があります。治療を検討される際は、ご自身の健康状態も含めて医師にご相談ください。

当院での診療経験では、患者さまの肌の状態やお悩みの深さ、ライフスタイルに合わせて最適な治療法をご提案しています。場合によってはPRP療法と線維芽細胞治療を組み合わせたり、ヒアルロン酸注入などの即効性のある施術を併用したりすることで、より満足度の高い結果を目指すこともあります。

費用や治療内容の詳細については、施術の料金ページもご参照ください。

施術の料金を確認する

PRPか線維芽細胞か再生医療の選び方

最終的にPRPと線維芽細胞のどちらを選ぶべきかは、患者さまの肌の状態・ご予算・求める効果の程度によって異なります。ここでは、それぞれの治療が特に向いているケースを具体的にご紹介します。

PRP療法が向いているケースとしては、まず初めて再生医療を試してみたい方が挙げられます。費用を抑えながら肌のハリ改善やしわの軽減を体感したい方、施術の手軽さを重視する方にはPRP療法が取り組みやすい選択肢です。また、定期的にメンテナンスとして受けたい方にも適しています。「マリオネットラインが少し気になり始めた」「目元の小じわをケアしたい」という段階の方には十分な効果が期待できます。

線維芽細胞治療が向いているケースは、より根本的な肌質改善を求める方です。「全体的に肌のハリがなくなった」「深いほうれい線やたるみが気になる」「長期的な効果を求めたい」という方には、線維芽細胞治療のメリットが大きくなります。費用は高額ですが、持続期間が長いため、トータルコストで考えると検討の価値があります。

当院の医師によると、年齢や肌の状態を問わず最も大切なのは、治療前の正確な診断とカウンセリングです。東京で再生医療を検討されている方は、複数の選択肢を知ったうえで、ご自身のライフスタイルや予算に合った治療法を医師と一緒に決めていくことをおすすめします。

よくある質問

Q. ほうれい線が深いのですがPRPと線維芽細胞のどちらが効果的ですか?

A. ほうれい線の深さや肌の状態によって最適な治療は異なります。浅いしわにはPRP療法、深いしわには線維芽細胞治療が向いている傾向がありますが、効果には個人差があります。当院ではカウンセリングで肌の状態を診察したうえで、最適な再生医療をご提案しています。

Q. 再生医療の効果はどのくらい持続しますか?

A. PRP療法の持続期間は約6か月〜1年、線維芽細胞治療は1〜3年が目安です。ただし、効果の持続には個人差があり、生活習慣や紫外線対策なども影響します。効果を維持するために定期的なメンテナンス施術をご案内することもあります。

Q. たるみが気になり老けて見えるのですが再生医療で改善できますか?

A. 再生医療はコラーゲンの産生を促進し、肌のハリや弾力の回復を目指す治療です。たるみの程度や原因によっては糸リフトなど他の治療法との組み合わせが効果的な場合もあります。まずは東銀座の当院にご相談いただき、最適な治療プランを一緒に検討しましょう。

まとめ

PRPと線維芽細胞の違いと再生医療の選び方について、要点を整理します。

  • PRP療法は自分の血液から成長因子を抽出し、既存の細胞を刺激してコラーゲン生成を促す治療
  • 線維芽細胞治療は自分の細胞を培養して直接補充し、肌の再生能力を根本から回復させる治療
  • 費用はPRP療法が1回2cc 110,000円、線維芽細胞治療が採取・培養264,000円〜+移植1千万個151,800円(いずれも税込)
  • 持続期間はPRP療法が6か月〜1年、線維芽細胞治療が1〜3年程度
  • いずれの治療も効果には個人差があり、事前のカウンセリングが重要

「フェイスラインがぼやけてきた」「ほうれい線が深くなった」「肌全体のハリがなくなった」といったお悩みをお持ちの方は、まずは当院のカウンセリングにお越しください。外科専門医の院長が、お一人おひとりの肌の状態に合わせた最適な再生医療をご提案いたします。

当院のご案内

リノクリニック東銀座は、東京都中央区東銀座に位置し、外科専門医による再生医療をはじめとした幅広い美容医療を提供しております。患者さまのお悩みに寄り添い、科学的根拠に基づいた治療をご案内いたします。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)

施術一覧を見る

監修者情報

宮﨑 邦夫

リノクリニック東銀座 院長

【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員

消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。

監修日:2026.08.23

トップへ戻る

050-1793-4990

050-1793-4990