院長コラム
エラが張っている、頬骨が横に出ている、顎が長くて面長に見える。こうしたお悩みを抱えていませんか。輪郭3点とは、エラ・頬骨・オトガイ(顎先)の3か所を同時手術で整える骨切り・骨削り施術のことです。顔が大きい、ベース顔で小顔に見えない、横顔のラインが気になるといった複合的な輪郭の悩みに対して、一度の手術で総合的にアプローチできる点が大きな特徴です。それぞれを別々に手術するよりも全身麻酔やダウンタイムの回数を減らせるため、身体への負担やトータルの回復期間を抑えられるメリットもあります。この記事では、リノクリニック東銀座の外科専門医の知見をもとに、輪郭3点の手術内容、ダウンタイム、費用目安、そしてリスクまで詳しく解説します。
この記事でわかること
・輪郭3点(エラ・頬骨・オトガイ)同時手術の具体的な施術内容と流れ
・術後のダウンタイム期間や腫れ・痛みの経過の目安
・費用の参考価格とカウンセリングで確認すべきポイント
・手術に伴うリスクや注意点、よくある疑問への回答
輪郭3点の同時手術とは何か
輪郭3点とは、エラ(下顎角)、頬骨(きょうこつ)、オトガイ(顎先・おとがい)の3か所の骨を一度の手術で整える施術の総称です。日本美容外科学会(JSAPS)でも骨切り・骨削りによる輪郭形成は確立された術式として報告されており、顔全体のバランスを大きく変えられる手術として注目されています。
顔が大きいと感じる原因は一か所だけではないことが多く、エラが張っていて横幅が広い方は同時に頬骨も張っているケースがあります。また、顎が長くて面長に見える方はオトガイの骨が縦方向に発達している場合があり、エラや頬骨と合わせて調整することで自然な小顔ラインが実現しやすくなります。
当院の医師によると、3か所を別々に手術する場合はそのたびに全身麻酔とダウンタイムが必要になりますが、同時手術であれば麻酔は一度で済み、回復期間もまとめて過ごせるため、トータルでの身体的・時間的な負担を軽減できます。ただし同時手術は手術時間が長くなる傾向があるため、患者さまの全身状態や骨格の状態を事前にCT撮影などで精密に評価し、安全に手術が遂行できるかを慎重に判断することが大切です。
エラ骨切りの概要
エラが張っている方に対しては、下顎角と呼ばれるエラ部分の骨を切除・削りすることで横幅を縮小します。口腔内からアプローチするため、外側に傷跡が残りません。ベース顔や四角い輪郭にお悩みの方が対象となります。当院での診療経験では、エラの骨を整えることで正面だけでなく斜めや横顔のラインも大きく変化する方が多い印象です。
頬骨骨切りの概要
頬骨が前方や側方に突出していると、顔が横に大きく見えたり、ゴツゴツした印象を与えたりします。頬骨弓とよばれるアーチ部分を骨切りして内側に寄せる術式が一般的で、口腔内とこめかみ付近の小さな切開からアプローチします。正面の横幅だけでなく、斜め45度から見たときの顔の印象が大きく変わります。
オトガイ骨切りの概要
顎が長い、顎先がしゃくれている、あるいは顎が引っ込んでいてEラインが整わないといった悩みに対応するのがオトガイ形成です。下顎骨の先端部分を水平に骨切りし、前後・上下方向に移動させることで理想的な顎のラインを作ります。面長の改善や横顔のバランス調整に効果が期待できます。
同時手術の流れと所要時間
実際に輪郭3点の同時手術がどのように進むのか、一般的な流れをご紹介します。
STEP 1|カウンセリングと精密検査
まずは医師によるカウンセリングで、患者さまの悩みや理想の輪郭をヒアリングします。その後、CT撮影やセファロ分析(頭部X線規格写真による骨格の計測)を行い、エラ・頬骨・オトガイそれぞれの骨格を三次元的に評価します。どの部位をどの程度削るか、切るかのシミュレーションを行い、手術計画を立てます。当院の医師によると、この術前の精密なプランニングが仕上がりの自然さと安全性を大きく左右するとのことです。
STEP 2|全身麻酔と手術
手術は全身麻酔下で行います。輪郭3点の同時手術の場合、手術時間の目安はおよそ4時間から6時間程度です。エラ、頬骨、オトガイの順序は患者さまの骨格や術式によって変わりますが、口腔内からの切開を中心にアプローチするため、外見上に目立つ傷跡が残りにくいのが特徴です。手術中は麻酔科医が全身状態を継続的にモニタリングします。
STEP 3|術後の入院と経過観察
全身麻酔を伴う骨切り手術のため、術後は1泊から2泊程度の入院が推奨されます。当院では術後のフェイスバンドによる圧迫固定は行わず、頭を高くして過ごすこと、しっかり食事を摂ること、早期からの開口訓練を重視しています。退院後は定期的な通院で経過を確認し、およそ1週間後に抜糸(吸収糸を使用する場合は不要)、その後も術後1か月、3か月、6か月と定期検診を行います。
STEP 4|ダウンタイムと日常復帰
術後のダウンタイムについては次の見出しで詳しく解説しますが、一般的にデスクワークであれば術後2週間前後から復帰を検討できるケースが多いです。ただし、効果には個人差がありますので、復帰時期は医師と相談のうえ判断してください。
エラ頬骨オトガイ術後の経過
輪郭3点の同時手術は複数の部位に同時にアプローチするため、術後の経過を正しく理解しておくことが大切です。当院での診療経験をもとに、術後の一般的な経過を時期ごとにご説明します。
術後1日から3日は腫れと痛みのピークです。顔全体がむくんだように腫れ、特に頬骨周辺やエラ周辺は内出血を伴うことがあります。痛みに対しては処方する鎮痛薬でコントロールが可能です。食事は流動食やゼリー状のものから始め、口腔内の切開部に負担をかけないよう注意が必要です。
術後1週間から2週間になると、大きな腫れは徐々に落ち着き始めます。当院の医師によると、術後2週間で腫れの約5割から6割が引く印象とのことです。内出血による青あざも黄色く変色しながら薄くなっていきます。マスクを着用すれば外出も可能になる方が増えてきますが、激しい運動や飲酒は控えてください。
術後1か月になると、腫れの大部分は引いていますが、まだ若干のむくみが残る場合があります。この時点で輪郭の変化を実感される方が多いです。骨が安定するまでには約2か月から3か月かかるため、最終的な仕上がりの評価は術後3か月以降が目安になります。
術後3か月から6か月で骨の癒合が進み、輪郭がほぼ完成形に近づきます。知覚の鈍さ(下歯槽神経領域のしびれなど)が残っている場合も、多くは術後6か月から12か月の間に徐々に改善していきます。ただし神経の回復には個人差があり、完全に元通りにならないケースもゼロではありません。術前にリスクについても十分にご説明しますので、ご不明点はカウンセリングでお尋ねください。
ダウンタイムを短くするポイント
術後の回復を早めるためには、医師の指示を守ることが最も重要です。当院では血腫の早期発見と気道確保、早期開口訓練を優先するため、フェイスバンドによる圧迫固定は行っておりません。睡眠時は頭を高くして寝ること、しっかりと栄養のある食事を摂ること、早期から開口訓練を行うこと、また喫煙は血流を悪化させるため厳禁であることなど、日常生活の細かな注意点を守ることがダウンタイム短縮につながります。
輪郭3点手術の費用と注意点
輪郭3点の同時手術にかかる費用は、施術内容や骨格の状態によって異なります。一般的な参考価格としては、輪郭3点セット(エラ・頬骨・オトガイ)でおよそ150万円から300万円程度が目安となります。これに全身麻酔料、入院費、CT撮影などの検査費用が別途かかる場合があります。確定金額はカウンセリングで骨格の状態を評価したうえでご案内いたしますので、まずはご相談ください。
費用面だけでなく、リスクについても正しく理解しておくことが重要です。骨切り手術全般に共通するリスクとしては、術後の知覚鈍麻(しびれ)、左右差、感染、出血、予定した形との差異などが挙げられます。当院では術前にCTを用いて神経の走行を確認し、できるだけ神経を温存する手術計画を立てますが、リスクをゼロにすることはできません。効果には個人差がありますので、期待できる変化とリスクの両面を理解したうえで手術を決定してください。
リノクリニック東銀座では、外科専門医の資格を持つ医師がカウンセリングから手術、術後の経過観察までを一貫して担当します。顔が大きいことに長年コンプレックスを感じている方、エラや頬骨が張っていてベース顔に悩んでいる方、顎が長くて面長な印象を変えたい方など、まずはお気軽にご相談いただければ、骨格の状態に合った最適なプランをご提案いたします。
輪郭3点の同時手術に関する質問
輪郭3点の手術を検討されている方から寄せられることが多い質問とその回答をまとめました。
Q. エラが張っていて顔が四角いのですが、輪郭3点の同時手術で小顔になれますか。
A. エラの張りに加えて頬骨やオトガイの骨格バランスも整えることで、顔全体の輪郭が小さく見えるようになることが期待できます。ただし効果には個人差がありますので、CT撮影で骨格を評価したうえで、どの程度の変化が見込めるかをカウンセリングで具体的にご説明いたします。
Q. 輪郭3点の同時手術後、仕事にはいつ頃復帰できますか。
A. デスクワークであれば術後2週間前後から復帰を検討できる場合が多いです。ただし腫れや内出血の引き方には個人差があり、人と対面する仕事の場合はマスク着用でも3週間から4週間程度の休みを取られる方もいらっしゃいます。医師と相談のうえ復帰時期を決めることをおすすめします。
Q. 頬骨が横に出ていて顔のバランスが悪いのですが、頬骨だけでなくエラやオトガイも同時に手術する必要がありますか。
A. 必ずしも3か所すべてを手術する必要はありません。しかし当院の医師によると、頬骨だけを縮小するとエラや顎先とのバランスが変わり、別の部位が目立つようになるケースがあります。CT画像をもとにシミュレーションを行い、バランスの取れた仕上がりになるかどうかを事前に確認いたします。
まとめ
- 輪郭3点とはエラ・頬骨・オトガイの3か所を同時に手術する骨切り・骨削り施術であり、顔全体のバランスを一度に整えられる
- 同時手術により全身麻酔やダウンタイムの回数を減らせるため、トータルの負担軽減が期待できる
- 手術時間の目安は4時間から6時間、術後は1泊から2泊の入院が推奨される
- 腫れのピークは術後3日間で、約2週間で5割から6割が改善し、最終的な仕上がりの評価は術後3か月以降が目安
- 費用の参考価格は150万円から300万円程度で、確定金額はカウンセリングで案内
- 効果には個人差があり、知覚鈍麻や左右差などのリスクについて術前に十分な理解が必要
顔が大きい、エラが張っている、横顔のラインが気になるなど、輪郭に関するお悩みは一人で抱え込まず、まずは医師にご相談ください。リノクリニック東銀座では、骨格の状態を精密に評価したうえで、患者さまに合った手術プランをご提案しています。
当院のご案内
リノクリニック東銀座は、外科専門医の資格を持つ医師が輪郭形成をはじめとする美容外科手術を行うクリニックです。カウンセリングから手術、術後の経過観察まで一貫した診療体制を整えています。輪郭3点の同時手術についてご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.11



