院長コラム
年齢とともにフェイスラインがぼやけてきた、ほうれい線が深くなった、二重顎が目立つようになったとお悩みではありませんか。鏡を見るたびにたるみが気になり、ハイフという施術に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし「ハイフは何回受ければ効果が出るのか」「どのくらいの頻度で通えばよいのか」といった疑問から、なかなか一歩を踏み出せない方もいらっしゃいます。この記事では、ハイフによるたるみ治療の効果が実感できる回数や理想的な施術頻度、効果の持続期間について、リノクリニック東銀座の診療経験をもとに詳しく解説します。効果には個人差がありますが、科学的な根拠と実際の治療経験を交えてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
・ハイフでたるみへの効果を実感できる回数の目安
・施術の理想的な頻度と通い方のポイント
・ハイフの効果を長持ちさせるためのセルフケア
・ハイフが向いている方と他の施術との使い分け
ハイフのたるみへの効果の仕組み
ハイフとは「High Intensity Focused Ultrasound」の略称で、日本語では高密度焦点式超音波と呼ばれます。もともと医療分野で腫瘍治療などに用いられていた技術を美容医療に応用したもので、皮膚の表面を傷つけることなく、超音波エネルギーを肌の深層に集中的に届けることができます。
たるみにアプローチできる理由
たるみの主な原因は、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少、そして皮膚を支えるSMAS筋膜の緩みです。ハイフは超音波を皮下1.5ミリメートルから4.5ミリメートルの深さに焦点を合わせて照射し、約60度から70度の熱エネルギーを発生させます。この熱によりSMAS筋膜が収縮し、同時にコラーゲンの産生が促進されます。従来のレーザーや高周波では届きにくかった深い層にまでアプローチできるのがハイフの大きな特徴です。
当院の医師によると、ハイフの効果は大きく二段階に分かれます。まず施術直後から数日以内に起こる即時的な引き締め効果があります。これは熱によってタンパク質が凝固収縮することで生じます。次に施術後1か月から3か月にかけて、新たなコラーゲンが生成されることで肌にハリが出てきます。このため効果のピークは施術後2か月から3か月頃とされています。日本美容外科学会(JSAPS)の関連学術集会でもハイフに関する研究発表が増えており、そのメカニズムと有効性に注目が集まっています。
フェイスラインがぼやける、マリオネットラインが目立つ、頬のたるみで老けて見えるといった悩みに対して、メスを使わない治療としてハイフは有力な選択肢となります。ただし効果には個人差があり、たるみの程度や肌質によって結果は異なります。
ハイフの効果は何回で実感できるか
ハイフの施術を検討される方が最も気になるのが「何回受ければ効果を実感できるのか」という点です。結論から申し上げると、多くの方が1回目の施術後から変化を感じ始めますが、より明確な効果を得るためには複数回の施術が推奨されます。
1回目で感じられる変化
1回目の施術でも、フェイスラインの引き締まりや肌のハリ感を実感される方は少なくありません。当院での診療経験では、施術当日から翌日にかけて顔全体が引き上がった感覚を覚える方が多く、その後1か月から3か月にわたってコラーゲンの新生により効果が徐々に高まっていきます。ただし1回の施術で劇的な変化を期待される場合、満足度が十分でないと感じることもあります。
2回目以降で効果が高まる理由
ハイフの効果は回数を重ねることで蓄積されていきます。海外の臨床研究では、2回から3回の施術を適切な間隔で受けた場合、1回のみの施術と比較してリフトアップ効果がより顕著であったと報告されています。これはコラーゲンの産生サイクルが繰り返されることで、肌の土台そのものが強化されるためです。
当院の医師の見解としては、ほうれい線が深い方やフェイスラインのたるみが顕著な方の場合、まずは初回施術で反応を確認し、3か月から6か月後に2回目を受けていただくことで、より高い満足度が得られる傾向にあります。年間で2回から3回の施術を目安にしていただくと、たるみの進行を抑えながらハリのある状態を維持しやすくなります。
ただし何回で満足できる効果が出るかは、年齢、たるみの進行度、肌のコラーゲン量、生活習慣など多くの要因に左右されます。効果には個人差がありますので、カウンセリングの際に医師が肌の状態を確認し、適切な回数の目安をご提案いたします。
ハイフの理想的な頻度と間隔
効果を最大限に引き出し、長く維持するためには、施術の頻度と間隔が重要です。闇雲に短い間隔で繰り返せばよいというものではなく、肌の回復サイクルを考慮した適切なタイミングがあります。
推奨される施術間隔
一般的に推奨される施術間隔は3か月から6か月に1回です。これはハイフによるコラーゲン新生のピークが施術後2か月から3か月で訪れ、その後徐々に効果が穏やかになっていくためです。効果が完全に消失する前に次の施術を行うことで、たるみの改善効果を積み重ねることができます。
リノクリニック東銀座では、初めてハイフを受ける方には以下のような施術スケジュールをご提案することが多いです。
STEP 1|初回カウンセリングと施術
医師がたるみの状態を診察し、照射する深さやショット数を決定します。施術時間は照射部位にもよりますが、おおよそ30分から60分程度です。
STEP 2|1か月後の経過確認
施術後1か月頃に肌の変化を確認していただきます。この時期からコラーゲン新生が活発になり、少しずつ効果が高まっていきます。
STEP 3|3か月から6か月後に2回目の施術
効果のピークを過ぎた頃に2回目の施術を行います。初回の反応を踏まえて照射条件を微調整することで、より効率的にたるみを改善できます。
STEP 4|その後は半年に1回程度のメンテナンス
たるみの状態が安定した後は、半年に1回程度の頻度で定期的にメンテナンスを続けることで、年齢によるたるみの進行を緩やかにすることが期待できます。
頻度が高すぎるとどうなるか
施術間隔が短すぎると、前回の施術で生じた組織の修復が完了しないまま新たな熱刺激を与えることになります。これは肌への過度な負担となり、かえって効果が低下したり、赤みや腫れが長引いたりするリスクがあります。少なくとも3か月以上の間隔を空けることが重要です。
費用面では、ハイフの1回あたりの施術費用は照射範囲やショット数によって異なりますが、目安として数万円から十数万円程度とお考えください。確定金額はカウンセリングでご案内いたしますので、予算に合わせた施術プランをご相談いただけます。
ハイフの効果を長持ちさせる方法
せっかくハイフの施術を受けたのであれば、その効果をできるだけ長く維持したいものです。施術後のセルフケアや生活習慣の見直しによって、効果の持続期間を延ばすことが期待できます。
紫外線対策と保湿の徹底
紫外線はコラーゲンを分解する大きな原因のひとつです。せっかくハイフによってコラーゲンの新生が促されても、紫外線を大量に浴びてしまうとその効果が相殺されてしまいます。日焼け止めを毎日塗ることはもちろん、帽子や日傘の活用も有効です。また、肌の乾燥はバリア機能を低下させ、たるみを加速させる要因となるため、十分な保湿ケアも欠かせません。
生活習慣の改善
睡眠不足や栄養バランスの偏り、喫煙、過度な飲酒はコラーゲンの産生を妨げ、肌の老化を早めます。特に喫煙はビタミンCを大量に消費し、コラーゲンの合成を著しく阻害することがわかっています。質の高い睡眠を確保し、タンパク質やビタミンCを意識的に摂取することで、ハイフの効果をより長く実感できる可能性があります。
他の施術との組み合わせ
当院での診療経験では、ハイフ単独の施術に加えて、糸リフトやヒアルロン酸注入などを組み合わせることで、より総合的なたるみ改善が期待できるケースもあります。たとえば、フェイスラインのもたつきにはハイフ、深いほうれい線やマリオネットラインにはヒアルロン酸注入というように、悩みに応じて施術を使い分けることが可能です。ただしすべての方に組み合わせが必要なわけではありませんので、医師と相談のうえ最適な治療プランを決定してください。
ハイフによるたるみ治療の注意点
ハイフはメスを使わない施術であるため比較的リスクが低いとされていますが、いくつかの注意点を事前に知っておくことが大切です。
施術後に起こりうる反応
施術後には赤みや軽い腫れ、むくみが生じることがあります。多くの場合、数時間から数日で自然に治まります。また照射部位に筋肉痛のような鈍い痛みを感じることがありますが、これは熱エネルギーが組織に作用した正常な反応であり、通常1週間から2週間程度で消失します。まれに内出血や一時的なしびれが生じるケースもありますが、いずれも一過性のものがほとんどです。
ハイフが適さない場合
以下のような方は施術が受けられない、もしくは慎重な判断が必要となる場合があります。妊娠中または妊娠の可能性がある方、照射部位に金属プレートやインプラントが入っている方、ケロイド体質の方、施術部位に活動性の皮膚疾患がある方などです。また、極端に皮下脂肪が少ない方や、たるみの程度が非常に強い方の場合、ハイフだけでは十分な効果が得られないこともあります。そのような場合は外科的な手術や他の施術をご提案することもありますので、まずはカウンセリングで医師に肌の状態を見せていただくことをおすすめします。
当院では施術前に丁寧なカウンセリングを行い、患者さまのたるみの状態や肌質を確認したうえで、ハイフが適切かどうかを判断しています。効果には個人差がありますので、過度な期待をせず、医師と相談しながら現実的なゴールを設定することが大切です。
Q. ハイフは1回だけでもたるみに効果がありますか?
A. 1回の施術でもフェイスラインの引き締まりや肌のハリを感じる方は多くいらっしゃいます。ただし効果には個人差があり、たるみの程度によっては2回から3回の施術で満足度が高まる傾向があります。当院では初回施術後の反応を見ながら、追加施術の必要性を判断しております。
Q. ほうれい線が深くて老けて見えるのですが、ハイフで改善できますか?
A. ほうれい線の深さは頬のたるみが主な原因であるため、ハイフで頬のリフトアップを図ることで改善が期待できます。ただし非常に深いほうれい線の場合はヒアルロン酸注入の併用が効果的なケースもあります。カウンセリングで最適な治療法をご提案いたします。
Q. ハイフの施術は痛いですか?ダウンタイムはどのくらいですか?
A. 照射時にチクチクとした痛みや熱感を感じることがありますが、多くの方が耐えられる程度です。ダウンタイムはほぼなく、施術直後からメイクや日常生活に戻ることが可能です。赤みやむくみが出る場合も通常は数時間から数日で落ち着きます。
まとめ
- ハイフは超音波エネルギーを肌の深層に届け、SMAS筋膜の引き締めとコラーゲン新生を促す施術です
- 1回目の施術から変化を感じる方もいますが、2回から3回の施術で効果がより明確になる傾向があります
- 理想的な施術頻度は3か月から6か月に1回で、定期的なメンテナンスが効果の維持に重要です
- 効果のピークは施術後2か月から3か月頃に訪れます
- 紫外線対策や保湿、生活習慣の改善が効果を長持ちさせるポイントです
- 効果には個人差があるため、医師によるカウンセリングで肌の状態を確認することが大切です
フェイスラインのたるみやほうれい線、二重顎などのお悩みは年齢とともに進行していきます。早めに適切な治療を始めることで、たるみの進行を穏やかにし、若々しい印象を保つことが期待できます。まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。
当院のご案内
リノクリニック東銀座は、外科専門医による安全性の高い美容医療を提供しています。ハイフをはじめとするたるみ治療、糸リフト、骨切り手術など、お顔のお悩みに幅広く対応しております。患者さまお一人おひとりに最適な治療プランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.21



