院長コラム
フェイスラインがぼやけてきた、ほうれい線が深くなった、二重顎が目立つようになったなど、お顔のたるみや引き上げに関するお悩みをお持ちではありませんか。年齢とともに皮膚や皮下組織が下垂すると、糸リフトによる小顔効果やフェイスラインの改善を検討される方が増えています。鏡を見るたびにマリオネットラインが気になる、たるみのせいで老けて見えるといったお声は、当院のカウンセリングでも非常に多く寄せられています。しかし、糸リフトにはさまざまな種類があり、どの施術が自分に合っているのか分かりにくいと感じる方も少なくありません。この記事では、糸リフトの仕組みから効果の持続期間、費用目安、ダウンタイムまでを網羅的に解説します。リノクリニック東銀座の外科専門医の知見をもとに、安心して施術を検討いただける情報をお届けします。
目次
この記事でわかること
- 糸リフトでフェイスラインのたるみを引き上げる仕組みと小顔効果の理由
- 施術の種類や使用する糸の特徴、持続期間の目安
- ダウンタイムの経過や日常生活への影響
- 費用の目安やクリニック選びで押さえるべきポイント
糸リフトでたるみを引き上げる仕組み
糸リフトとは、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪層を物理的に引き上げる施術です。スレッドリフトとも呼ばれ、メスを使った切開手術に比べて身体への負担が少ないことから、近年注目を集めています。
糸による引き上げと組織の再構築
使用する糸にはコグと呼ばれる小さな突起がついており、このコグが皮下組織にしっかりと引っかかることで、たるんだ組織を上方向に持ち上げます。糸の素材としてはPDO、PLA、PCLなどが用いられ、それぞれ体内で吸収されるまでの期間が異なります。PDOは約6か月から8か月で吸収され、PCLは約1年半から2年ほど体内に残ります。糸が吸収される過程で周囲にコラーゲンの生成が促されるため、糸が溶けた後も一定期間は引き上げ効果が持続するとされています。
当院の医師によると、糸リフトの効果は糸の物理的な引き上げ力だけでなく、挿入後に起こるコラーゲンリモデリングによる組織の引き締めも大きく関係しています。つまり、施術直後の即時的なリフトアップ効果に加え、時間の経過とともに皮膚のハリや弾力が改善されるという二段階の効果が期待できるのです。
フェイスラインへのアプローチ
フェイスラインがぼやける原因の多くは、頬やあご周りの脂肪と皮膚が重力に従って下垂することにあります。糸リフトでは、こめかみ付近から頬にかけて糸を挿入し、下がった組織を斜め上方に引き上げることで、シャープなフェイスラインを取り戻すことを目指します。とくに二重顎やもたつきが気になる方にとっては、あご下のラインがすっきりと整い、横顔の印象も大きく変わる可能性があります。ただし、効果には個人差があり、たるみの程度や皮膚の状態によって仕上がりは異なります。
糸リフトで期待できる小顔効果
糸リフトは単にたるみを改善するだけでなく、小顔効果も期待できる施術です。顔が大きく見える原因のひとつに、頬や顎下の脂肪が下垂して輪郭がぼやけることが挙げられます。糸で組織を引き上げることでフェイスラインが引き締まり、正面から見たときの顔の面積が小さく見えるようになります。
小顔に見えるメカニズム
顔の印象はフェイスラインの角度やあごの輪郭に大きく左右されます。たるみによって顎下にもたつきが出ると、顔全体が大きく膨張して見えてしまいます。糸リフトで頬から顎にかけてのラインを引き上げると、いわゆるVラインと呼ばれるシャープな輪郭に近づきます。当院での診療経験では、施術後にご友人やご家族から「顔が小さくなった」と言われたというお声をいただくことも多くあります。
また、ほうれい線やマリオネットラインが深い方の場合、これらのシワが改善されることで顔の中心部分にメリハリが生まれ、結果として小顔に見える効果が得られます。面長に見えるのが気になる、のっぺりとした印象を変えたいという方にとっても、糸リフトは選択肢のひとつとなり得ます。
糸の本数と効果の関係
挿入する糸の本数は、お悩みの部位やたるみの程度によって異なります。一般的にはフェイスラインの引き上げには片側3本から5本、両側合計で6本から10本程度を使用するケースが多いとされています。本数が多いほど引き上げ力は強くなりますが、その分ダウンタイムやコストも増加するため、医師とのカウンセリングで最適な本数を決定することが大切です。リノクリニック東銀座では、お一人おひとりの骨格やたるみの状態を丁寧に診察し、過不足のない本数をご提案しています。効果には個人差がありますので、事前のカウンセリングで仕上がりのイメージを十分に共有することが重要です。
たるみ引き上げ後のダウンタイム
糸リフトは切開を伴わないため、比較的ダウンタイムが短い施術です。しかし、まったくダウンタイムがないわけではありません。施術を検討する際は、日常生活への影響をあらかじめ把握しておくことが大切です。
施術直後から1週間の経過
施術直後は挿入部位に軽い痛みや引きつれ感を感じることがあります。これは糸のコグが組織に固定される過程で生じるもので、通常は数日から1週間程度で落ち着きます。また、内出血が出る場合もありますが、多くの方は1週間から2週間でほぼ目立たなくなります。当院の医師によると、施術後に腫れが出る方は全体の約7割程度ですが、そのうち8割以上の方が1週間以内に大部分の腫れが引くとされています。お仕事への復帰は施術翌日から可能な方がほとんどですが、接客業など顔を見られる機会が多い方は、念のため3日から5日程度の余裕を持つことをおすすめしています。
1か月後から3か月後の変化
施術から1か月ほど経過すると、引きつれ感はほぼ消失し、糸が組織に馴染んでより自然な仕上がりになります。この時期からコラーゲンの新生が本格化し、肌のハリや弾力の改善を実感される方が増えてきます。3か月後には施術の最終的な仕上がりが安定し、引き上げ効果と小顔効果の両方を実感いただけるケースが多いです。日本美容外科学会の報告においても、糸リフトの効果判定は施術後3か月を目安に行うことが推奨されています。
注意すべき生活上のポイント
施術後1か月間は、顔への強い圧迫やマッサージ、激しい運動を避けてください。糸がしっかりと組織に定着する前にこれらの外力が加わると、糸がずれたり効果が減弱したりする可能性があります。洗顔やメイクは施術翌日から可能ですが、挿入部位を強くこすらないよう注意が必要です。飲酒も腫れや内出血を悪化させる原因となるため、施術後3日程度は控えることが望ましいです。
糸リフトの費用目安と持続期間
糸リフトの費用は使用する糸の種類、本数、クリニックによって異なります。ここでは一般的な費用の目安と、効果の持続期間についてご説明します。
費用の参考価格
糸リフトの費用は、1本あたり1万5千円から5万円程度が目安とされています。フェイスライン全体の引き上げに6本から10本を使用する場合、合計で10万円から50万円程度の範囲となることが一般的です。使用する糸の素材やブランド、医師の技術料によって価格は変動します。リノクリニック東銀座では、カウンセリング時に患者さまのご希望とたるみの状態を診察したうえで、最適なプランと正確な費用をご案内しております。確定金額はカウンセリングにてお伝えいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
効果の持続期間
糸リフトの効果持続期間は、使用する糸の素材により異なります。PDO素材の糸では約1年から1年半、PCL素材の糸では約2年から3年が目安です。糸が体内で吸収された後も、コラーゲン生成による組織の引き締め効果はある程度残りますが、加齢による新たなたるみは進行するため、効果を維持するためには定期的なメンテナンス施術を検討される方もいらっしゃいます。当院での診療経験では、初回施術から1年半から2年後に追加施術を受けられる方が多い傾向にあります。
フェイスラインのたるみに適した糸の選び方
糸リフトに使用される糸にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。たるみの部位や程度、求める効果によって最適な糸は異なりますので、医師との相談のうえで選択することが重要です。
コグ付き糸とスムース糸の違い
糸リフトに使用される糸は大きく分けて、コグ付き糸とスムース糸の二種類があります。コグ付き糸は突起が組織をしっかりとキャッチして引き上げるため、フェイスラインのたるみを引き上げる目的には最も効果的です。一方、スムース糸はコグがなく、主に肌の引き締めやハリの改善を目的として使用されます。フェイスラインの輪郭をはっきりさせたい、小顔効果を求めたいという方には、コグ付き糸が適しているケースがほとんどです。
素材による違い
前述のとおり、PDO、PLA、PCLといった素材があり、吸収されるまでの期間やコラーゲン生成の促進効果が異なります。PCLは柔軟性が高く長期間持続するため、しっかりとした引き上げを求める方に選ばれる傾向があります。PLAはPDOとPCLの中間的な特性を持ち、バランスの良い選択肢といえます。リノクリニック東銀座では、厚生労働省が定める医療機器の基準を満たした安全性の高い糸のみを採用しております。どの素材が最適かは、たるみの状態や期待する効果によって異なるため、カウンセリングで丁寧にご説明いたします。
よくある質問
Q. ほうれい線が深くてフェイスラインもぼやけていますが、糸リフトで両方改善できますか。
A. 糸リフトはほうれい線の改善とフェイスラインの引き上げを同時に目指すことが可能な施術です。頬の脂肪を持ち上げることでほうれい線が浅くなり、あご周りのラインもすっきりと整います。ただし、ほうれい線の深さや原因によっては、ヒアルロン酸注入などを併用した方がより効果的な場合もあります。効果には個人差がありますので、まずはカウンセリングで状態を拝見させてください。
Q. 二重顎がコンプレックスなのですが、糸リフトで小顔になれますか。
A. 二重顎の原因がたるみによる脂肪の下垂であれば、糸リフトによる引き上げで改善が期待できます。あご下のもたつきがすっきりすることで、横顔のラインが整い小顔効果を実感される方も多くいらっしゃいます。ただし、脂肪の量自体が多い場合は脂肪吸引などとの併用を検討することもあります。効果には個人差があります。
Q. 糸リフトは痛いですか。仕事を何日休む必要がありますか。
A. 施術は局所麻酔を使用して行うため、施術中の痛みは大幅に軽減されます。術後は軽い筋肉痛のような痛みや引きつれ感が数日続くことがありますが、処方する鎮痛剤で十分コントロールできる範囲です。お仕事への復帰は翌日から可能な方がほとんどですが、腫れや内出血が気になる方は3日から5日程度お休みを取られると安心です。
まとめ
- 糸リフトはコグ付きの医療用糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げる施術である
- フェイスラインの引き締めによる小顔効果や、ほうれい線、マリオネットラインの改善が期待できる
- ダウンタイムは比較的短く、多くの方が1週間以内に日常生活に復帰できる
- 効果の持続期間は糸の素材によって1年から3年が目安で、定期的なメンテナンスで効果を維持できる
- 費用は使用する糸の種類や本数によって変動するため、カウンセリングでの確認が重要である
- 効果には個人差があるため、信頼できる医師のもとで十分な相談を行うことが大切である
フェイスラインのたるみやほうれい線、二重顎でお悩みの方は、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。お一人おひとりのお顔の状態に合わせた最適な施術プランをご提案いたします。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、外科専門医の知見を活かし、糸リフトをはじめとする顔のたるみ改善や小顔治療を行っております。お顔の骨格やたるみの状態を丁寧に診察し、患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案します。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)。どうぞお気軽にご相談ください。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.16



