院長コラム
目の下のクマがなかなか消えない、コンシーラーで隠しきれないとお悩みではありませんか。目の下のクマには複数の種類があり、それぞれ原因が異なるため、適切な治療を選ばなければ十分な改善が期待できません。目の下のクマ治療の種類を正しく理解することは、理想の目元を手に入れるための第一歩です。クマは単なる寝不足のサインではなく、血行不良や色素沈着、加齢による脂肪の突出やたるみなど、さまざまな要因が絡み合って生じます。この記事では、当院の診療経験をもとに、クマの種類ごとの原因と最適な治療法を詳しく解説します。費用の目安やダウンタイムの情報も含めてお伝えしますので、クマ治療を検討中の方はぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
・目の下のクマの種類と見分け方
・種類別に適した治療法の特徴と費用目安
・治療ごとのダウンタイムや注意点
・クマ治療で失敗しないためのクリニック選びのポイント
目次
クマの種類と原因を正しく知る
目の下のクマ治療で最も大切なのは、自分のクマがどの種類に該当するかを正確に把握することです。クマは大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類に分類されます。それぞれ発生メカニズムが異なるため、治療のアプローチもまったく変わってきます。
青クマの原因と特徴
青クマは、目の下の皮膚を通して静脈の血流が透けて見えることで生じます。目の周囲の皮膚は約0.5ミリと非常に薄く、血行不良になると暗い色味が目立ちやすくなります。睡眠不足や冷え性、長時間のパソコン作業などが主な原因です。目の下の皮膚を軽く引っ張ったとき、色味が薄くなる場合は青クマの可能性が高いといえます。
茶クマの原因と特徴
茶クマは、表皮にメラニン色素が蓄積することで生じる色素沈着型のクマです。紫外線ダメージ、目をこする癖、アトピー性皮膚炎などの慢性的な刺激が原因となります。皮膚を引っ張っても色味が変わらず、そのまま茶色い影が残るのが茶クマの特徴です。日本皮膚科学会でも、メラニンの過剰産生と排出サイクルの乱れが色素沈着の主な要因として報告されています。
黒クマの原因と特徴
黒クマは、加齢による眼窩脂肪の突出や皮膚のたるみが影を作ることで生じる構造的なクマです。上を向いたときにクマが薄くなる場合は、黒クマと判断できます。30代後半以降に目立ちはじめることが多く、眼輪筋の衰えや皮膚のコラーゲン減少が進行の要因です。当院の診療経験では、黒クマのお悩みで来院される方の約7割が、脂肪の突出とたるみの両方を併せ持っています。
種類別クマ治療の選び方と特徴
クマの種類を特定したら、次はそれぞれに適した治療法を選択する段階です。目の下のクマ治療にはさまざまな種類がありますが、原因に合った施術を選ぶことで効率的に改善を目指せます。ここでは代表的な治療法を種類別に解説します。
青クマに適した治療法
青クマは血行不良が根本原因であるため、血流の改善と皮膚の厚みを出す治療が有効です。代表的な施術としては、PRP療法(多血小板血漿療法)やヒアルロン酸注入が挙げられます。PRP療法は自身の血液から成長因子を抽出して注入する再生医療の一種で、皮膚の再生を促しながら血管の透見を軽減します。費用目安は1回あたり5万円から15万円程度です。ヒアルロン酸注入は皮膚に厚みを出すことで青みを目立たなくさせる方法で、施術時間は約15分から30分、費用目安は3万円から10万円程度となります。いずれもダウンタイムが比較的短く、施術当日から日常生活に戻れるケースが多い点が特徴です。
茶クマに適した治療法
茶クマの治療では、蓄積したメラニン色素を除去し、新たな色素沈着を防ぐことが重要です。レーザートーニングやピコレーザーによる施術が代表的な選択肢となります。レーザートーニングはメラノサイトを刺激しにくい低出力のレーザーを照射する方法で、5回から10回の継続施術で効果を実感しやすくなります。1回あたりの費用目安は1万円から3万円程度です。また、トレチノインやハイドロキノンを配合した外用薬による治療も併用されることがあります。当院の医師によると、レーザー治療と外用薬を組み合わせることで、単独治療に比べて改善までの期間が短縮される傾向がみられます。効果には個人差がありますので、カウンセリングで肌の状態を確認してから治療計画を立てることが大切です。
黒クマに適した治療法
黒クマは構造的な問題が原因であるため、根本的な改善には外科的な治療が効果的です。経結膜脱脂術は下まぶたの裏側から余分な眼窩脂肪を除去する方法で、皮膚の表面に傷が残らないことから人気の高い施術です。費用目安は20万円から40万円程度で、ダウンタイムは約1週間から2週間です。術後1週間で約8割の腫れが引くとされています。さらに、脂肪除去だけでは凹みが目立つケースでは、脂肪注入やヒアルロン酸注入を併用して目の下のボリュームを整える方法もあります。日本美容外科学会(JSAPS)のガイドラインでも、黒クマに対しては脱脂術と脂肪再配置の組み合わせが推奨されるケースがあると言及されています。
クマ治療のダウンタイムと注意点
目の下のクマ治療の種類によって、ダウンタイムの長さや術後に気をつけるべきポイントは大きく異なります。施術を受ける前にしっかり理解しておくことで、仕事や日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
注入系治療のダウンタイム
ヒアルロン酸注入やPRP療法の場合、ダウンタイムは数日から1週間程度です。注入直後は軽い腫れや内出血が起こることがありますが、多くの場合メイクで隠せる程度です。注入後24時間は激しい運動や飲酒を控えることが推奨されます。
レーザー治療のダウンタイム
レーザートーニングやピコレーザーの場合、施術直後に軽い赤みやほてりを感じることがありますが、通常は数時間から1日で治まります。施術後は紫外線対策を徹底することが重要で、日焼け止めの使用と保湿ケアを継続する必要があります。
外科的治療のダウンタイム
経結膜脱脂術では、術後2日から3日が腫れのピークとなり、1週間から2週間かけて徐々に落ち着きます。内出血が出る場合もありますが、2週間程度で目立たなくなるケースがほとんどです。当院での診療経験では、術後3日目から軽いデスクワークに復帰される方が多い傾向にあります。ただし、術後1か月程度は激しい運動やサウナ、飲酒を控えることが望ましいです。抜糸不要の経結膜アプローチであれば、通院回数も少なく済みます。確定金額や詳細な術後スケジュールは、カウンセリングでご案内しております。
クマ治療で失敗しない選び方
目の下のクマ治療にはさまざまな種類があるからこそ、クリニック選びと事前の情報収集が成功を左右します。後悔のない治療を受けるためのポイントをお伝えします。
STEP 1|クマの種類を正確に診断してもらう
まずはカウンセリングで医師に直接クマの種類を診断してもらうことが最も重要です。自己判断で治療法を決めると、効果を実感できないケースがあります。複数の種類のクマが混在していることも珍しくないため、正確な診断がすべての出発点となります。
STEP 2|治療の選択肢とリスクを比較する
1つの治療法だけでなく、複数の選択肢を提示してくれるクリニックを選ぶことが大切です。それぞれの施術のメリットとデメリット、ダウンタイム、費用を比較したうえで判断しましょう。リノクリニック東銀座では、外科専門医の知見を活かして解剖学的な視点からクマの状態を評価し、患者様一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。
STEP 3|アフターフォロー体制を確認する
術後の経過観察や万が一のトラブル対応など、アフターフォローが充実しているかどうかも大切な判断基準です。施術を受けて終わりではなく、完成までしっかりサポートしてくれる体制が整っているかを確認してください。
クマの種類に合わせた予防法とケア
治療後の効果を長持ちさせるためには、日常生活での予防とセルフケアも欠かせません。クマの種類ごとに意識すべきポイントが異なります。
青クマの予防には、十分な睡眠の確保と血行促進が基本です。蒸しタオルで目元を温めるアイケアや、適度な運動習慣が効果的です。茶クマの予防は紫外線対策が最優先であり、年間を通じた日焼け止めの使用と、目元をこすらない習慣づけが重要です。ビタミンC誘導体やレチノール配合のアイクリームも補助的に有効とされています。黒クマの進行を緩やかにするためには、眼輪筋のトレーニングやコラーゲンの生成を促すスキンケアが役立ちます。ただし、構造的な変化が進んだ黒クマをセルフケアだけで改善することは難しく、根本的な解決には医療的なアプローチが必要です。当院の医師によると、治療とセルフケアの両立が長期的な満足度を高めるうえで最も効果的とのことです。効果には個人差がありますので、自分のクマの状態に合った方法を医師と相談しながら取り入れてください。
よくある質問
Q. 自分のクマがどの種類かわからない場合はどうすればよいですか。
A. 複数の種類のクマが混在しているケースは珍しくありません。自己判断では正確な見極めが難しいため、医療機関でのカウンセリングをおすすめします。リノクリニック東銀座では、医師が直接肌の状態を観察し、適切なクマの種類を診断いたします。
Q. 目の下のクマ治療は痛みがありますか。
A. 注入系の治療では極細の針を使用し、必要に応じて麻酔クリームを塗布するため、強い痛みを感じることは少ないです。経結膜脱脂術では局所麻酔を行いますので、施術中の痛みはほとんどありません。術後の軽い鈍痛には痛み止めで対応できます。
Q. クマ治療の費用はどのくらいかかりますか。
A. 治療の種類によって費用は異なります。注入系治療は3万円から15万円程度、レーザー治療は1回1万円から3万円程度、経結膜脱脂術は20万円から40万円程度が目安です。確定金額はカウンセリングにて個別にご案内しております。
まとめ
目の下のクマ治療の種類と選び方について、ポイントを整理します。
- クマは「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類に分けられ、それぞれ原因が異なる
- 青クマには注入系治療やPRP療法、茶クマにはレーザーや外用薬、黒クマには経結膜脱脂術が適している
- ダウンタイムは治療の種類によって数日から2週間程度と幅がある
- 正確な診断を受けたうえで、自分に合った治療法を選ぶことが成功の鍵
- 治療後のセルフケアと予防を継続することで効果を長持ちさせられる
- 効果には個人差があるため、医師とのカウンセリングで十分に相談することが大切
目の下のクマにお悩みの方は、まずは正しい診断を受けることから始めてみてください。原因に合った治療を選ぶことで、効率的な改善が期待できます。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、外科専門医の知見を活かした目の下のクマ治療を行っております。青クマ、茶クマ、黒クマそれぞれの状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。お一人おひとりの目元の構造を丁寧に診察し、納得いただける結果を目指します。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.07



