院長コラム
目の下の黒クマや影クマが気になって、コンシーラーで隠しても隠しきれないとお悩みではありませんか。黒クマは目の下にできる影のようなクマで、実際の色素沈着ではなく、目の下のたるみや脂肪の突出によって影ができることが原因です。鏡を見るたびに「疲れて見える」「老けて見える」と感じる方は少なくありません。セルフケアやマッサージを試しても改善が見られず、美容整形での治療を検討される方も増えています。この記事では、黒クマ・影クマを消す方法として代表的な美容整形の治療法を詳しく解説します。原因の見分け方から施術の比較、費用目安、ダウンタイムまで網羅していますので、ご自身に合った治療選びの参考にしてください。
この記事でわかること
・黒クマ(影クマ)が発生する原因と他のクマとの見分け方
・美容整形で黒クマを消すための代表的な治療法とその特徴
・各施術の費用目安やダウンタイム、リスクの比較
・リノクリニック東銀座でのクマ治療の考え方と流れ
黒クマ・影クマが起きる原因とは
黒クマは別名「影クマ」とも呼ばれ、目の下にできる影が黒っぽく見えることからこの名前がつけられています。青クマや茶クマとは発生メカニズムが異なり、色素や血行不良ではなく構造的な問題が主な原因です。
黒クマの主な原因
黒クマの最大の原因は、眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる目の下の脂肪が前方に突出することです。加齢とともに目の周りを支える眼輪筋や靭帯が弱まると、眼球を支えていた脂肪が下方へ押し出されます。この突出した脂肪の下側に影ができることで、目の下が暗く見えるのが黒クマの正体です。また、頬の骨格が平坦な方や、もともと目の下の脂肪が多い方は、若い年代でも黒クマが目立ちやすい傾向があります。当院での診療経験では、20代後半から黒クマを気にされて来院される方も珍しくありません。
青クマ・茶クマとの見分け方
黒クマは上を向いて鏡を見ると薄くなるのが特徴です。上を向くことで脂肪の突出による影が軽減されるためです。一方、青クマは目の下の皮膚を引っ張ると薄くなり、茶クマは引っ張っても色が変わりません。青クマは血行不良や皮膚の薄さが原因であり、茶クマは色素沈着によるものです。複数のタイプが混在している場合もあるため、正確な診断は医師による直接の診察が重要です。ご自身で判断がつかない場合は、カウンセリングで実際に医師がクマの種類を見極め、最適な治療法をご提案いたします。
黒クマを消す美容整形の治療法
黒クマを根本的に改善するには、影の原因となっている構造的な問題にアプローチする美容整形が有効な選択肢となります。ここでは代表的な治療法を解説します。
経結膜脱脂法
経結膜脱脂法は、黒クマ治療で最も広く行われている美容整形のひとつです。下まぶたの裏側(結膜側)から小さく切開し、突出した眼窩脂肪を適量取り除きます。皮膚の表面に傷ができないため、術後の傷跡が目立ちにくいのが大きなメリットです。施術時間は片側あたり約20分から30分程度で、局所麻酔で行えます。ダウンタイムは個人差がありますが、内出血や腫れが約1週間から2週間程度で落ち着く方が多い傾向です。当院の医師によると、術後1週間で約7割の腫れが引き、2週間後にはメイクで十分カバーできる状態になる方がほとんどです。費用目安は両目で20万円から40万円程度が一般的ですが、確定金額はカウンセリングでご案内いたします。
脂肪注入(脂肪再配置)
経結膜脱脂法と組み合わせて行われることが多いのが、脂肪注入による凹み補正です。脂肪を除去するだけでは、目の下と頬の境目にある溝(ティアトラフ)が目立ち、かえって老けた印象になってしまうケースがあります。太ももやお腹から採取した自身の脂肪を精製し、凹みのある部分に注入することで、なめらかで若々しい目元を作ることが期待できます。自家組織を使用するためアレルギーのリスクが低く、定着した脂肪は長期的に効果が持続しやすい点が特徴です。ただし、脂肪の定着率には個人差があり、複数回の施術が必要になる場合もあります。
ヒアルロン酸注入
手軽に黒クマを消す方法として人気があるのがヒアルロン酸注入です。目の下の凹みやティアトラフにヒアルロン酸を注入し、影をなくすことでクマの改善を目指します。施術時間は15分から20分程度と短く、ダウンタイムもほとんどないため、忙しい方にも選ばれやすい治療法です。費用目安は1本あたり5万円から10万円程度が相場です。ただし、ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、効果の持続期間は約6か月から12か月程度です。定期的なメンテナンスが必要になる点を理解したうえで選択することが大切です。また、目の下は皮膚が薄いため、注入量や注入層を誤ると凹凸やチンダル現象(青白く透けて見える現象)が起こるリスクがあり、解剖学的知識を持つ医師が施術を行うことが重要です。
美容整形による黒クマ治療の比較
黒クマを消す方法にはいくつかの選択肢がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ご自身の症状や生活スタイルに合った治療を選ぶことが大切です。
施術ごとのメリットとデメリット
経結膜脱脂法は根本的な改善が期待できる反面、術後のダウンタイムが1週間から2週間ほど必要です。仕事や外出への影響を事前に把握しておくことが重要です。術後の内出血は個人差がありますが、コンシーラーで隠せる程度に落ち着くのに約5日から7日かかる方が多い傾向です。脂肪注入を併用する場合は、脂肪採取部位にも腫れや痛みが出るため、総合的なダウンタイムはやや長くなります。一方、ヒアルロン酸注入はダウンタイムが短い代わりに、効果が永続しない点がデメリットです。日本美容外科学会(JSAPS)のガイドラインでも、目の下の治療は解剖学的に繊細な部位であるため、経験豊富な医師のもとで行うことが推奨されています。
自分に合った治療法の選び方
治療法を選ぶ際には、まず黒クマの原因を正確に把握することが出発点です。脂肪の突出が主な原因であれば脱脂法が第一選択になり、凹みが主体であればヒアルロン酸注入や脂肪注入が適しています。「目の下のたるみが気になる」「ほうれい線も深くなってきた」「顔全体のたるみが気になる」という方は、脱脂と注入の組み合わせや、場合によっては糸リフトなど他の施術との併用も検討対象になります。また、フェイスラインがぼやける、二重顎が気になるといった悩みを同時にお持ちの場合は、総合的なエイジングケアの観点からプランをご提案することも可能です。リノクリニック東銀座では、カウンセリングで一人ひとりの骨格や脂肪の状態を丁寧に診察し、最適な治療法をご提案しています。効果には個人差がありますので、期待できる改善度やリスクについても正直にお伝えすることを大切にしています。
黒クマ治療の流れと注意点
美容整形で黒クマを消す方法を選ぶ際には、施術前後の流れや注意事項を事前に理解しておくことが安心につながります。
STEP 1|カウンセリング・診察
医師が目の下の状態を直接確認し、クマの種類を診断します。黒クマだけでなく、青クマや茶クマが混在していないかも確認します。ご希望や生活スタイルに合わせて治療法をご提案し、費用やダウンタイムについても詳しくご説明します。
STEP 2|施術当日
脱脂法の場合、局所麻酔を行い、下まぶたの裏側から脂肪を除去します。施術時間は両目で約40分から60分程度です。ヒアルロン酸注入の場合は約15分から20分で完了します。いずれも入院の必要はなく、当日ご帰宅いただけます。
STEP 3|術後のケアと経過観察
脱脂法の場合、術後2日から3日は目元を冷やし、安静に過ごすことで内出血や腫れを軽減できます。激しい運動や飲酒は1週間程度控えることが推奨されます。コンタクトレンズの装着は術後3日から5日程度で可能になる方が多いですが、個人の回復状態によります。術後1週間と1か月に経過観察の診察を行い、問題がないか確認します。
治療後の仕上がりと持続期間
経結膜脱脂法の場合、除去した脂肪は再び増えることが基本的にないため、長期的な効果が期待できます。ただし、加齢による新たなたるみが生じる可能性はあります。当院での診療経験では、脱脂を受けた方の多くが術後数年にわたって目元の若々しさを維持されています。ヒアルロン酸注入の場合は先述の通り、6か月から12か月程度で効果が減弱するため、定期的な再注入を検討する必要があります。
クマ治療で失敗しない選び方
黒クマを消す美容整形は適切に行えば満足度の高い治療ですが、クリニック選びや事前準備を怠ると期待通りの結果が得られない可能性もあります。
クリニック選びのポイント
クマ治療は目の周りという非常にデリケートな部位に対する施術です。目の下には眼窩隔膜や眼輪筋、涙袋を構成する筋肉など複雑な解剖構造があり、これらを正確に理解した医師が施術を行うことが大切です。日本形成外科学会や日本美容外科学会に所属する医師が在籍しているか、症例写真が豊富に公開されているかといった点を確認することをおすすめします。また、カウンセリングで自分の希望を丁寧に聞いてくれるか、リスクやデメリットも正直に説明してくれるかも重要な判断基準です。リノクリニック東銀座では、外科専門医である院長が初診から施術、術後の経過観察まで一貫して担当するため、患者さまの状態を継続的に把握することが可能です。
カウンセリングで確認すべきこと
カウンセリングでは以下の点を確認しておくと安心です。自分のクマがどのタイプに該当するか、推奨される治療法とその根拠、脂肪の除去量や注入量の目安、ダウンタイムの具体的な期間と過ごし方、起こりうるリスクと合併症、費用の内訳と追加費用の有無。これらをしっかり確認し、納得したうえで施術に臨むことが満足度の高い結果につながります。「目の下のたるみが気になるけれど、脱脂だけで大丈夫か」「老けて見えるのは黒クマだけが原因なのか」といった疑問も遠慮なくご相談ください。
よくある質問
Q. 黒クマと影クマは違うものですか。どうすれば消す方法がわかりますか。
A. 黒クマと影クマは同じ症状を指す言葉です。目の下の脂肪突出やたるみによって影ができ、暗く見える状態です。上を向いた時に薄くなれば黒クマの可能性が高いですが、正確な判断は医師の診察が必要です。カウンセリングで原因を特定し、最適な消す方法をご提案いたします。効果には個人差があります。
Q. 目の下のクマがひどくて疲れて見えます。美容整形で自然に改善できますか。
A. 黒クマによる疲れ顔や老け見えは、美容整形で自然な改善が期待できます。経結膜脱脂法では皮膚表面に傷をつけずに脂肪を除去するため、仕上がりが自然です。当院では過度な脂肪除去を避け、凹みが出ないよう適切な量を見極めて施術を行います。効果には個人差があります。
Q. コンシーラーで隠せない黒クマがあります。ヒアルロン酸と脱脂のどちらが良いですか。
A. 脂肪の突出が目立つ場合は経結膜脱脂法が根本的な改善につながります。凹みが主な原因であればヒアルロン酸注入で手軽に改善できる場合もあります。当院ではカウンセリングで原因を診断し、ご希望やダウンタイムの許容範囲に応じて最適な治療法をご提案しています。効果には個人差があります。
まとめ
- 黒クマ(影クマ)は色素沈着ではなく、目の下の脂肪突出による影が原因
- 上を向いた時にクマが薄くなれば黒クマの可能性が高い
- 消す方法として美容整形では経結膜脱脂法、脂肪注入、ヒアルロン酸注入が代表的
- 経結膜脱脂法は根本的な改善が期待でき、長期的な効果が見込める
- ヒアルロン酸注入は手軽だが持続期間は6か月から12か月程度
- 治療法の選択はクマの原因に基づく正確な診断が重要
黒クマや影クマは、セルフケアだけでは根本的な改善が難しい症状です。コンシーラーで隠す日々から解放されたいとお感じの方は、まずは医師によるカウンセリングで原因を正確に把握することをおすすめします。ご自身に合った治療法を見つけることが、明るく自信の持てる目元への第一歩です。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、外科専門医である院長が黒クマ・影クマの診断から施術、術後の経過観察まで一貫して対応いたします。経結膜脱脂法やヒアルロン酸注入など、お一人おひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しています。効果には個人差があります。
初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.19



