院長コラム
「最近、顔のたるみが気になってきた」「以前より老けて見られるようになった」とお悩みではありませんか。
顔のたるみは加齢だけでなく、日常の習慣や紫外線、姿勢など複数の原因が複雑に絡み合って進行します。
原因を正しく理解し、適切な予防習慣を取り入れることで、たるみの進行を遅らせることは十分に期待できます。
顔のたるみが生じるメカニズムから、今日から始められる予防習慣、さらに美容医療による改善の選択肢まで、包括的に解説いたします。
セルフケアだけでは物足りないとお感じの方にも役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
・顔のたるみを引き起こす主な原因と解剖学的なメカニズム
・たるみ予防につながる日常の習慣と具体的なセルフケア方法
・美容医療によるたるみ治療の種類と費用目安
・リノクリニック東銀座で受けられるたるみ治療の特徴
目次
顔のたるみが起こる主な原因
顔のたるみは単一の原因で起こるものではなく、皮膚・脂肪・筋肉・骨という複数の組織の変化が重なって生じます。まず皮膚の真皮層では、加齢に伴いコラーゲンやエラスチンの産生量が減少します。日本形成外科学会の知見によると、コラーゲンは20代後半から年間約1パーセントずつ減少するとされ、40代以降はその減少スピードがさらに加速します。真皮の弾力が失われると、皮膚は重力に抗えなくなり下垂していきます。
皮下脂肪と表情筋の変化
皮膚の下にある皮下脂肪も、加齢とともに分布が変化します。若い頃は頬の高い位置にボリュームがあった脂肪が、靭帯の緩みにより下方へ移動し、ほうれい線やマリオネットラインを目立たせます。同時に、表情筋の筋力低下も進行します。表情筋は骨格筋と異なり皮膚に直接付着しているため、筋力が衰えると皮膚を支える力が弱まり、たるみが顕著になります。当院の医師によると、特に口輪筋や頬筋の衰えはほうれい線の深さに直結するケースが多いとのことです。
骨の萎縮という見落とされやすい原因
意外と知られていないのが、顔の骨格自体の萎縮です。加齢に伴い眼窩や上顎骨が吸収されることで、骨という土台そのものが小さくなります。土台が縮めば、その上に乗っている脂肪や皮膚は余り、たるみとして現れます。特に眼窩の拡大は目の下のたるみやクマに大きく関与しています。このように、顔のたるみの原因は表面だけでなく深部の構造変化にまで及ぶため、原因を多層的に理解することが適切な予防と治療の第一歩になります。
たるみを加速させる生活習慣
日常生活の中には、たるみの進行を加速させてしまう習慣が数多く潜んでいます。これらの習慣を見直すことが、最も手軽で効果的な予防策となります。
紫外線と光老化の影響
たるみを加速させる最大の外的要因は紫外線です。紫外線のうちUVAは真皮層まで到達し、コラーゲン繊維やエラスチン繊維を破壊します。この現象は「光老化」と呼ばれ、加齢による老化とは別のメカニズムで皮膚のハリを奪います。厚生労働省の関連資料でも、皮膚の老化現象の約80パーセントは紫外線が関与するとされています。日焼け止めを塗らない習慣、帽子やサングラスを使わない習慣は、長期的にたるみを大きく進行させるリスクがあります。
姿勢とスマートフォンの使用
長時間のスマートフォン使用によるうつむき姿勢も、顔のたるみの原因となります。下を向く姿勢が続くと、重力により頬や顎下の組織が引っ張られるだけでなく、首の前側の筋肉である広頸筋が短縮し、フェイスラインの崩れにつながります。当院での診療経験では、デスクワーク中心の30代の方でも、姿勢の悪さが顔のたるみを助長しているケースは珍しくありません。また、睡眠不足や喫煙、過度な飲酒、糖質の過剰摂取による糖化反応もコラーゲンの質を低下させ、たるみを悪化させる習慣として知られています。
今日から始めるたるみ予防習慣
原因を理解したうえで、たるみの進行を緩やかにするための具体的な予防習慣をご紹介します。継続的に取り組むことで、5年後、10年後の見た目に差が出ることが期待できます。
紫外線対策を毎日の習慣に
予防の基本は徹底した紫外線対策です。日焼け止めはSPF30以上、PA+++以上のものを毎朝塗り、2から3時間おきに塗り直す習慣をつけましょう。曇りの日でもUVAは地表に届くため、天候に関係なく対策を行うことが大切です。さらに、日傘やつばの広い帽子の併用で紫外線カット率を高められます。
食事と睡眠の見直し
コラーゲンの合成にはビタミンCと良質なタンパク質が不可欠です。柑橘類、パプリカ、ブロッコリーなどのビタミンC豊富な食材と、鶏むね肉、魚、大豆製品などのタンパク質を毎日の食事に取り入れる習慣を心がけてください。
また、成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌され、皮膚の修復を促します。1日7時間前後の質の良い睡眠を確保することが、たるみ予防には重要です。なお、効果には個人差がありますので、無理のない範囲で継続することが大切です。
美容医療によるたるみ治療の選択肢
セルフケアや予防習慣だけでは改善が難しいと感じる場合、美容医療という選択肢があります。リノクリニック東銀座では、お一人おひとりのたるみの状態や原因に合わせた治療プランをご提案しています。
糸リフト(スレッドリフト)
医療用の吸収性の糸を皮下に挿入し、物理的に組織を引き上げる施術です。施術時間は30分から60分程度で、ダウンタイムは1から2週間ほどです。当院の医師によると、挿入した糸の周囲にコラーゲンが新生されるため、リフトアップ効果に加えて肌質改善も期待できます。費用目安は使用する糸の本数により異なりますが、おおよそ10万円から40万円程度です。確定金額はカウンセリングにてご案内いたします。
ハイフ(HIFU)
高密度焦点式超音波を用いて、皮膚の深層にあるSMAS筋膜に熱エネルギーを届ける治療です。メスを使わずにたるみの改善を目指せる点が特徴で、施術直後からメイクが可能なケースがほとんどです。効果は施術後1から3か月かけて徐々に現れ、6か月から1年程度の持続が期待できます。費用目安は照射範囲によりますが、3万円から15万円程度となります。
高周波治療(デンシティ・RF治療)
高周波エネルギーを皮膚深部へ届けることで、コラーゲン生成を促し、肌の引き締めやたるみ改善を目指す治療です。デンシティ(DENSITY)などの高周波機器は、肌表面へのダメージを抑えながら真皮層や皮下組織へ熱を加えることができるため、フェイスラインのもたつきや軽度のたるみが気になる方にも適しています。施術後は赤みやほてり感が出る場合がありますが、比較的ダウンタイムが少ない点も特徴です。効果は施術後徐々に現れ、数か月かけて肌のハリ感アップが期待できます。費用目安は施術範囲によって異なりますが、5万円から20万円程度です。
切開リフト(フェイスリフト手術)
皮膚やSMAS筋膜を直接引き上げることで、根本的なたるみ改善を目指す外科手術です。耳周囲や髪の生え際に沿って切開を行い、余分な皮膚を除去しながらフェイスラインを整えます。中等度から重度のたるみが気になる方や、長期的な効果を重視される方に適した治療です。ダウンタイムは腫れや内出血を含め2週間前後が目安ですが、完成までは数か月かけて自然になじんでいきます。費用目安は施術範囲や術式により異なりますが、80万円から200万円程度となります。リノクリニック東銀座では、骨格や皮膚の状態、脂肪量などを総合的に評価し、一人ひとりに合わせたリフトアップ治療をご提案しています。
注入治療とその他の選択肢
ヒアルロン酸注入は、ボリュームが減少した頬やこめかみに充填することで、たるみによる影やほうれい線を目立たなくする治療法です。即効性がある一方、効果の持続は6か月から18か月程度とされています。また、高周波やレーザーを用いた肌の引き締め治療も選択肢の一つです。リノクリニック東銀座では、外科専門医としての知見を活かし、メスを使う治療と使わない治療の双方から最適な方法をご提案いたします。
たるみ予防で大切な継続の習慣
顔のたるみの予防と改善は、一度の施術や短期間のケアで完結するものではありません。日々の習慣の積み重ねと、必要に応じた定期的なメンテナンスが重要です。当院での診療経験では、セルフケアと美容医療を組み合わせて取り組まれている方は、満足度が高い傾向にあります。
具体的には、紫外線対策と表情筋トレーニングを毎日の習慣として継続しながら、半年から1年に1回程度、ハイフや糸リフト、高周波などの施術でメンテナンスを行うというサイクルが効果的です。たるみの進行具合は個人差が大きいため、まずは医師に現在の状態を客観的に評価してもらうことをおすすめします。鏡ではわかりにくい骨格や脂肪の変化も、専門的な診察により明確になります。たるみが気になり始めた段階で早めに相談することで、選択肢が広がり、より自然な仕上がりを目指しやすくなります。
よくある質問
Q. 顔のたるみは何歳くらいから始まりますか。
A. 皮膚のコラーゲン量は20代後半から減少し始めるため、30代前半から軽度のたるみを自覚する方が増えます。ただし紫外線や生活習慣の影響で個人差が大きく、早い方では20代でもたるみの兆候が現れることがあります。予防習慣は早く始めるほど効果が期待できます。
Q. 表情筋トレーニングはやりすぎると逆効果になりますか。
A. 過度なマッサージや無理な力を加えるトレーニングは、皮膚や靭帯を伸ばしてしまい、かえってたるみの原因になることがあります。1日2回、適度な力加減で行う程度が推奨されます。痛みを感じる場合は中止し、医師にご相談ください。
Q. 糸リフトの効果はどのくらい持続しますか。
A. 使用する糸の種類にもよりますが、一般的には1年から2年程度の持続が期待できます。糸が吸収された後もコラーゲン新生による肌質改善効果は一定期間残ります。ただし効果には個人差があり、定期的なメンテナンスを行うことでより良い状態を維持しやすくなります。
まとめ
本コラムの要点を整理します。
- 顔のたるみの原因は、皮膚のコラーゲン減少、皮下脂肪の移動、表情筋の衰え、骨の萎縮など多層的である
- 紫外線、うつむき姿勢、睡眠不足、喫煙などの生活習慣がたるみの進行を加速させる
- 紫外線対策、食事と睡眠の改善が予防の基本習慣となる
- セルフケアで改善が難しい場合は、糸リフトやハイフ、高周波レーザーなどの美容医療が有効な選択肢になる
- 予防と治療を組み合わせ、継続的にケアすることが大切である
顔のたるみが気になり始めた方は、まず生活習慣の見直しから始め、必要に応じて医師への相談をご検討ください。早めの対策が将来の見た目に大きな差をもたらします。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、外科専門医の知見を活かし、糸リフト、ハイフ、注入治療をはじめとする多様なたるみ治療をご提供しております。お一人おひとりの顔の状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)。
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.13



