院長コラム
インビザラインの費用や期間について、不安を感じていらっしゃいませんか。透明なマウスピースで目立たずに歯列矯正ができるインビザラインは、近年多くの方に選ばれている治療法です。しかし「総額でいくらかかるのか」「どのくらいの期間が必要なのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。費用は症例の難易度やクリニックによって大きく異なり、事前にしっかりと情報を把握しておくことが大切です。この記事では、インビザラインの費用相場や治療期間の目安、料金の内訳、そしてクリニック選びのポイントまで、詳しくわかりやすく解説します。リノクリニック東銀座の医師監修のもと、正確な情報をお届けしますので、矯正治療を検討されている方はぜひ参考になさってください。
この記事でわかること
・インビザラインの症例別の費用相場と料金内訳
・部分矯正から全体矯正までの治療期間の目安
・費用を抑えるためのポイントとクリニック選びの基準
・よくある疑問への医師監修の回答
目次
インビザラインの費用相場を解説
インビザラインの費用は、治療範囲や症例の複雑さによって大きく変動します。ここでは一般的な費用相場を症例別にご紹介します。なお、以下の金額はあくまで目安であり、確定金額はカウンセリングにてご案内いたします。
部分矯正の費用目安
前歯のみなど軽度の歯列不正を対象とした部分矯正では、費用の目安はおよそ30万円から50万円程度です。インビザラインの部分矯正プランとして「インビザラインGo」と呼ばれるシステムがあり、前歯部の上下合わせて20本を対象に治療します。使用するマウスピースの枚数が少なく、治療期間も短いため、全体矯正に比べて費用を抑えられるのが特徴です。ただし、奥歯のかみ合わせに問題がある方や、歯の移動量が大きい方には適応外となる場合があります。
全体矯正の費用目安
上下すべての歯を対象とした全体矯正では、費用の目安はおよそ70万円から120万円程度です。重度の叢生や出っ歯、受け口など、複雑な症例ほど使用するマウスピースの枚数が増え、費用も上がる傾向があります。インビザラインの全体矯正には「インビザラインコンプリヘンシブ」というプランがあり、マウスピースの枚数に上限がないため、追加のアライナーが必要になった場合でも追加費用が発生しにくい料金体系を採用しているクリニックもあります。当院での診療経験では、患者さまの多くは80万円から100万円前後の費用帯に収まることが多い傾向です。
インビザラインの治療期間の目安
治療期間は歯の移動量やかみ合わせの状態によって異なりますが、おおよその目安をお伝えすることができます。
症例別の期間目安
部分矯正の場合、治療期間の目安は約5か月から1年程度です。軽度のすきっ歯や前歯の軽い重なりであれば、半年以内に完了するケースもあります。全体矯正の場合は、約1年半から3年程度が一般的です。抜歯を伴う症例や、大きな歯の移動が必要な場合には2年以上かかることもあります。当院の医師によると、治療期間に影響する要素として、1日あたりのマウスピース装着時間の遵守状況が非常に重要です。推奨される装着時間は1日20時間から22時間以上であり、これを下回ると計画通りに歯が動かず、治療期間が延長する原因となります。
保定期間について
歯の移動が完了した後も、後戻りを防ぐために保定期間が必要です。保定期間は一般的に1年から2年程度で、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。保定期間を含めた全体のスケジュールを事前に把握しておくことが大切です。厚生労働省の関連ガイドラインでも、矯正治療後の適切な保定管理の重要性が示されています。
費用の内訳と追加料金の注意点
インビザラインの費用は、マウスピースの製作費だけではありません。治療全体を通じてさまざまな費用が発生する可能性がありますので、事前に内訳を確認しておきましょう。
基本的な費用の内訳
インビザラインの費用に含まれる項目は、一般的に以下のとおりです。まず初診料およびカウンセリング料として、無料から5,000円程度が発生します。次に精密検査料として3万円から5万円程度がかかり、レントゲン撮影や口腔内スキャン、歯型の採取などが含まれます。そしてマウスピースの製作費と矯正治療費が中心的な費用となり、これが総額の大部分を占めます。さらに毎回の通院時に調整料として3,000円から5,000円程度がかかるクリニックもあります。保定装置の費用は2万円から5万円程度が目安です。
追加費用が発生するケース
治療途中で計画の修正が必要になった場合、追加のマウスピース製作費が発生することがあります。また、アタッチメントの装着や除去、IPRと呼ばれる歯のスライス処置が必要な場合にも追加費用がかかるクリニックがあります。リノクリニック東銀座では、費用に関する不明点がないよう、事前のカウンセリングで料金体系を丁寧にご説明しております。なお、インビザラインは原則として自由診療のため健康保険の適用外ですが、顎変形症などの診断がある場合は保険適用の矯正治療が可能なケースもあります。日本矯正歯科学会でも、保険適用の条件について明確な基準が定められています。
費用を抑えるクリニック選びの基準
インビザラインの費用は決して安くはないため、信頼できるクリニック選びが重要です。ここでは費用面と治療の質の両方を考慮したクリニック選びのポイントをご紹介します。
トータルフィー制度の有無
クリニックによって料金体系は異なります。毎回の通院ごとに調整料が発生する「処置別払い」と、治療開始から完了までの費用を最初に提示する「トータルフィー制度」があります。トータルフィー制度を採用しているクリニックでは、治療期間が延びても追加費用が発生しにくいため、総額が把握しやすいというメリットがあります。治療期間が長くなりやすい全体矯正を検討されている方には、トータルフィー制度が安心です。
カウンセリングの質と情報提供
初回カウンセリングで治療計画や費用について十分な説明を受けられるかどうかは、クリニック選びの大切な判断基準です。当院の医師によると、事前のシミュレーションで治療後の歯並びのイメージを確認できることも、インビザラインの大きな利点のひとつです。3Dシミュレーションを用いて治療のゴールを共有してくれるクリニックを選ぶと、治療への理解と納得感が深まります。また、デンタルローンや分割払いに対応しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。月々1万円台から治療を始められるプランを用意しているクリニックもあります。
インビザラインの費用対効果を考える
インビザラインの費用は、ワイヤー矯正と比較してやや高額になる場合がありますが、治療期間中の生活の質や審美面でのメリットを総合的に考えると、費用対効果は高いといえます。
透明なマウスピースを使用するため、装着中でも周囲から気づかれにくく、接客業や人前に出る仕事をされている方にも適しています。また、マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にストレスが少なく、口腔内の衛生状態を保ちやすいという利点もあります。ワイヤー矯正と比較して、治療期間中の通院回数が少なくて済む傾向にあり、忙しい方にとっては時間的なコスト削減にもつながります。一般的にワイヤー矯正では月1回の通院が必要ですが、インビザラインでは1か月半から2か月に1回程度の通院で済むケースが多くなります。効果には個人差がありますので、ご自身の歯並びや生活スタイルに合った治療法を選択することが大切です。リノクリニック東銀座では、患者さまお一人おひとりの状態を丁寧に診査し、最適な治療プランをご提案しています。
よくある質問
Q. インビザラインの費用は医療費控除の対象になりますか。
A. 歯列矯正が咀嚼機能の改善など機能的な目的で行われる場合、医療費控除の対象となる可能性があります。ただし審美目的のみの場合は対象外となることもあるため、確定申告の際は税務署にご確認ください。年間の医療費が10万円を超えた分について所得控除が受けられる制度ですので、積極的に活用されることをおすすめします。
Q. インビザラインの治療期間を短くする方法はありますか。
A. 治療期間を短縮するためにもっとも重要なのは、マウスピースの装着時間を1日20時間以上しっかり守ることです。装着時間が不足すると歯の移動が遅れ、期間が延長します。また、定期的な通院を欠かさず行い、治療計画どおりに進んでいるかを医師と確認することも大切です。加速装置を使用するオプションもあります。
Q. インビザラインで対応できない症例はありますか。
A. 重度の骨格性の不正咬合や、大幅な歯の移動が必要な症例では、インビザライン単独での治療が難しい場合があります。そのような場合は、ワイヤー矯正との併用や外科的矯正治療が必要になることもあります。適応の判断は精密検査のうえ医師が行いますので、まずはカウンセリングでご相談ください。
まとめ
インビザラインの費用と期間についてのポイントを整理します。
- 部分矯正の費用目安は30万円から50万円程度、治療期間は5か月から1年程度
- 全体矯正の費用目安は70万円から120万円程度、治療期間は1年半から3年程度
- 費用の内訳には初診料、検査料、マウスピース製作費、調整料、保定装置代などが含まれる
- トータルフィー制度を採用しているクリニックでは総額が把握しやすい
- マウスピースの装着時間を守ることが治療期間を短縮する鍵となる
- 医療費控除の対象になる可能性があるため確認が推奨される
費用や期間は症例によって大きく異なりますので、まずは医師による精密検査とカウンセリングをお受けいただくことをおすすめします。効果には個人差がありますが、ご自身に合った治療プランを見つけることで、理想の歯並びに近づくことが可能です。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、インビザラインをはじめとした歯列矯正のほか、輪郭整形などの美容外科診療を幅広く行っております。カウンセリングでは費用や期間について丁寧にご説明し、患者さまにご納得いただいたうえで治療を進めてまいります。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)。お気軽にご相談ください。
監修:リノクリニック東銀座 医師
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.10



