院長コラム
糸リフトを検討しているけれど、効果が何年持続するのか不安でお悩みではありませんか。せっかく施術を受けるなら、できるだけ長くリフトアップ効果を実感したいと考えるのは当然のことです。糸リフトは切開を伴うフェイスリフトと比べてダウンタイムが短く、近年人気の高いたるみ治療ですが、使用する糸の種類や本数、施術後のケアによって効果の持続期間は大きく変わります。この記事では、リノクリニック東銀座の医師監修のもと、糸リフトの効果が何年もつのか、持続期間に影響する要素、そして効果を長持ちさせるための具体的なポイントまで詳しく解説します。初めて糸リフトを受ける方も、過去に経験がある方も、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・糸リフトの効果が何年持続するのか、糸の種類別の目安
・効果の持続期間に影響を与える具体的な要因
・糸リフトの効果を長持ちさせるためのセルフケアと施術の工夫
・リノクリニック東銀座での糸リフトの特徴とカウンセリングの流れ
目次
糸リフトの効果と仕組みを解説
糸リフトとは、特殊な医療用の糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪組織を物理的に引き上げる施術です。正式にはスレッドリフトとも呼ばれ、メスを使わずにフェイスラインのリフトアップやほうれい線の改善が期待できます。
糸リフトに使用される糸には、コグと呼ばれる小さなトゲ状の突起がついており、これが皮下組織にしっかりと引っかかることでリフトアップ効果を発揮します。また、糸が挿入されることで周囲の組織に微細な刺激が加わり、体内でコラーゲンの生成が促進されます。この二つの作用により、施術直後の物理的な引き上げ効果に加え、中長期的な肌質改善やハリの向上も期待できるのが糸リフトの大きな特徴です。
当院の医師によると、糸リフトは顔全体のたるみだけでなく、フェイスラインのもたつきやマリオネットライン、頬のたるみによるブルドッグ顔など、加齢に伴うさまざまな悩みに対応できる施術です。ただし、効果には個人差があり、たるみの程度や皮膚の状態によって適応が異なるため、事前のカウンセリングで十分な診察を受けることが大切です。
糸リフトで期待できる主な効果
糸リフトで期待できる効果は多岐にわたります。まず、フェイスラインの引き締めによる小顔効果があります。次に、ほうれい線やマリオネットラインの軽減です。さらに、糸の刺激によるコラーゲン生成促進で、肌のハリやツヤが改善される美肌効果も報告されています。施術時間は使用する糸の本数にもよりますが、片側あたり約15分から30分程度が目安で、日帰りで受けられる点も大きなメリットです。
糸リフトの持続は何年が目安か
糸リフトの効果が何年持続するかは、多くの方が最も気になるポイントです。結論からお伝えすると、一般的な持続期間の目安は約1年から3年程度とされています。ただし、これは使用する糸の種類や素材によって大きく異なります。
現在主流として使用されている糸の素材は大きく分けて3種類あります。1つ目はPDO(ポリジオキサノン)で、持続期間の目安は約6か月から1年程度です。体内で比較的早く吸収される素材で、手術の縫合糸としても広く使われている安全性の高い素材です。2つ目はPCL(ポリカプロラクトン)で、持続期間の目安は約1年半から2年程度です。PDOよりもゆっくり吸収されるため、リフトアップ効果が長く続く傾向があります。3つ目はPLA(ポリ乳酸)で、持続期間の目安は約1年半から3年程度です。コラーゲン生成を促す力が強いとされ、糸が吸収された後も肌のハリが比較的長く維持されやすいという特徴があります。
当院での診療経験では、糸の物理的なリフトアップ効果がピークとなるのは施術後1か月から3か月頃で、その後は徐々に糸が体内に吸収されていきます。しかし、糸が吸収される過程でコラーゲンが生成されるため、糸が完全に吸収された後もしばらくは引き締め効果が残る方が多いです。日本美容外科学会の報告でも、吸収性の糸によるスレッドリフトは適切な施術を行えば1年以上の効果維持が期待できるとされています。
糸の本数と持続期間の関係
使用する糸の本数も持続期間に影響します。一般的に片側4本から8本程度を挿入するケースが多いですが、本数が多いほど組織を支える力が分散され、一本あたりの負担が減るため、結果的に効果が長持ちしやすくなります。ただし、本数を増やせば費用も上がるため、たるみの程度やご予算を考慮して最適な本数を決定します。リノクリニック東銀座では、カウンセリング時に一人ひとりのたるみの状態を丁寧に診察し、最適な糸の種類と本数をご提案しています。費用の目安は糸の種類や本数によって異なりますが、確定金額はカウンセリングにてご案内いたします。
糸リフトの効果に影響する要因
糸リフトの持続期間は糸の種類だけで決まるわけではありません。いくつかの要因が複合的に影響するため、それぞれを理解しておくことが大切です。
年齢と肌の状態による違い
年齢が若く皮膚にある程度の弾力が残っている方は、糸リフトの効果が出やすく、持続期間も長くなる傾向があります。一方、加齢によって皮膚のコラーゲンやエラスチンが大幅に減少している場合は、糸の支えだけでは十分なリフトアップが難しいケースもあります。当院の医師によると、30代後半から50代前半の方は糸リフトの効果を特に実感しやすい年齢層であり、たるみが進行しすぎる前に施術を受けることで、より満足度の高い結果が得られることが多いです。
生活習慣と加齢の影響
紫外線の浴びすぎや喫煙、過度な飲酒、睡眠不足といった生活習慣は、肌の老化を加速させ、糸リフトの効果を早く減弱させる原因となります。特に紫外線は真皮層のコラーゲンを分解するため、せっかく糸の刺激で生成されたコラーゲンが壊されてしまう可能性があります。また、急激な体重の増減もフェイスラインのたるみに影響するため、施術後は安定した体重管理を心がけることが望ましいです。
施術者の技術力
糸リフトは糸を挿入する角度や深さ、方向によって仕上がりが大きく変わる施術です。解剖学的な知識に基づいて適切な層に正確に糸を配置できるかどうかが、効果の程度と持続期間を左右します。リノクリニック東銀座では、顔面の解剖学に精通した医師が施術を担当し、SMAS層と呼ばれる表在性筋膜組織に適切にアプローチすることで、自然かつ持続性の高いリフトアップを目指しています。
糸リフトを長持ちさせるコツ
糸リフトの効果をできるだけ長く持続させるためには、施術後のケアや生活習慣の見直しが重要です。ここでは具体的な方法をご紹介します。
STEP 1|施術後1か月は顔への刺激を避ける
施術後はまだ糸が組織に定着していない状態です。強いマッサージや歯科治療での大きな開口、うつぶせ寝など、顔に強い力が加わる行為は避けてください。糸がずれたり、効果が弱まったりする原因になります。
STEP 2|紫外線対策を徹底する
日焼け止めを毎日欠かさず塗り、外出時には帽子や日傘を使用しましょう。紫外線によるコラーゲンの分解を防ぐことで、糸の刺激で生成されたコラーゲンを長く維持できます。
STEP 3|適切なスキンケアで肌質を維持する
保湿をしっかり行い、レチノールやビタミンC誘導体など、コラーゲン生成をサポートする成分を含むスキンケアを取り入れると効果的です。
STEP 4|定期的なメンテナンス施術を検討する
糸リフトは一度の施術で永続的な効果が得られるものではありません。効果が薄れてきたタイミングで追加の施術を受けることで、常に引き上がった状態をキープできます。当院での診療経験では、1年半から2年に一度のペースでメンテナンスを受ける方が多く、前回の施術で生成されたコラーゲンの上に新たなコラーゲンが加わるため、回数を重ねるほど組織が強化され、効果が長持ちしやすくなる傾向があります。
また、糸リフトとHIFU(ハイフ)やRF(高周波)治療などのたるみ治療を併用することで、相乗効果により持続期間を延ばすことも期待できます。どのような組み合わせが最適かは、たるみの状態や肌質によって異なるため、医師にご相談ください。
糸リフトの効果に関する注意点
糸リフトはメリットの多い施術ですが、注意すべき点もあります。まず、施術後に軽度の腫れや内出血、ひきつれ感が生じることがあります。これらは通常1週間から2週間程度で落ち着くことがほとんどです。当院での診療経験では、約8割の方が1週間以内にひきつれ感が気にならなくなると報告されています。
また、糸リフトは切開によるフェイスリフト手術と比較すると、引き上げの力はやや穏やかです。高度なたるみがある場合は、糸リフト単独では十分な効果が得られないこともあるため、カウンセリングで適切な治療法を見極めることが重要です。効果には個人差がありますので、期待できる変化について事前に医師と十分に話し合うことをお勧めします。
よくある質問
Q. 糸リフトの効果は何年くらい持続しますか。
A. 使用する糸の素材によって異なりますが、一般的に1年から3年程度が目安です。PDO素材で約6か月から1年、PCL素材で約1年半から2年、PLA素材で約1年半から3年とされています。ただし、効果には個人差があり、肌の状態や生活習慣によっても変わります。
Q. 糸リフトは何回まで繰り返し受けられますか。
A. 回数に明確な制限はありません。吸収性の糸は体内で自然に分解されるため、前回の糸が残っている状態でも追加施術が可能です。当院では1年半から2年に一度のメンテナンスをお勧めしており、回数を重ねるほどコラーゲンが蓄積され、効果を実感しやすくなる傾向があります。
Q. 糸リフト後にやってはいけないことはありますか。
A. 施術後1か月程度は強い顔のマッサージやエステ、うつぶせ寝、口を大きく開ける行為は避けてください。糸が組織に定着する前に強い力が加わると、糸がずれて効果が弱まる可能性があります。軽い洗顔やメイクは翌日から可能ですが、詳しくは施術時に医師からご説明いたします。
まとめ
糸リフトの効果と持続期間について、要点を整理します。
- 糸リフトの持続期間は糸の素材により約1年から3年が目安である
- PDO、PCL、PLAなど素材によって吸収速度と持続期間が異なる
- 年齢や肌の状態、生活習慣、施術者の技術力が持続期間に影響する
- 紫外線対策や保湿ケア、定期的なメンテナンスで効果を長持ちさせられる
- 効果には個人差があるため、事前カウンセリングで十分な説明を受けることが大切である
糸リフトは適切な施術とアフターケアを行うことで、長期間にわたりリフトアップ効果を維持できる施術です。たるみが気になり始めた方は、まずは医師によるカウンセリングで自分に合った治療プランを相談してみてはいかがでしょうか。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、外科専門医の資格を持つ医師が糸リフトをはじめとする美容外科施術を行っております。お一人おひとりのお顔の状態に合わせた最適な施術プランをご提案いたします。初回カウンセリングでは、たるみの原因や適した治療法について丁寧にご説明いたします。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.05.16



