院長コラム
頬骨骨切りを検討しているけれど、術後の腫れのピークがいつ来るのか、腫れはいつまで続くのかと不安を感じていませんか。輪郭整形の中でも頬骨骨切りは顔の印象を大きく変えられる施術として注目されていますが、骨にアプローチする手術であるため、ダウンタイムの経過が気になるのは当然のことです。実際に当院のカウンセリングでも「仕事はいつから復帰できますか」「人に会えるようになるまでどれくらいかかりますか」といったご質問を多くいただきます。この記事では、頬骨骨切り後の腫れがどのような経過をたどるのか、ピークの時期や日常生活への影響、そして腫れを少しでも早く引かせるためのケア方法まで、当院の診療経験をもとに具体的にお伝えします。
この記事でわかること
・頬骨骨切り後の腫れのピーク時期と引くまでの目安
・術後の日数ごとの経過と症状の変化
・ダウンタイム中の過ごし方と腫れを抑える具体的なケア方法
・仕事復帰や外出が可能になるタイミングの目安
目次
頬骨骨切り後の腫れのピーク時期
頬骨骨切りは、頬骨弓や頬骨体部の骨を切除・移動させることで顔の横幅を縮小し、小顔効果を得る手術です。骨を操作する手術であるため、周囲の軟部組織に一定のダメージが加わり、術後には必ず腫れが生じます。当院の医師によると、腫れのピークは術後2日目から3日目にかけて訪れるケースがもっとも多いとされています。
手術直後はまだ麻酔の影響もあり、腫れの自覚が少ないことがありますが、翌日から翌々日にかけて急速に腫れが増してきます。このピーク時には、顔全体がひと回り大きく見えるほどの腫れが出ることも珍しくありません。特に頬骨周囲から目の下、さらには顎のラインにかけて腫れが広がる傾向があります。これは重力の影響で組織内にたまった浸出液が下方に移動するためです。
腫れの程度に影響する要因
腫れの強さや持続期間には個人差があります。手術の範囲や骨の切除量、患者さまの体質、術後のケアの仕方などが影響します。例えば、頬骨弓のみの骨切りと、頬骨体部を含めた広範囲の骨切りでは、後者のほうが腫れは強くなる傾向にあります。また、出血量が多い場合や、血腫が形成された場合には腫れが長引くこともあります。当院での診療経験では、術前に十分な検査を行い、出血リスクを最小限に抑える術式を選択することで、術後の腫れをある程度コントロールできると考えています。ただし、効果には個人差がありますので、カウンセリング時に個別の見通しをお伝えしています。
腫れはいつまで続くか日数別の経過
頬骨骨切り後の腫れがどのように変化していくのか、日数ごとの目安をご紹介します。当院で手術を受けられた方の一般的な経過をもとにまとめていますが、あくまで目安であり、個人差がある点はご了承ください。
術後1日目から7日目の経過
術後1日目は腫れが出始める時期です。なお、当院ではフェイスバンドによる圧迫固定は行っておりません。術後の腫れの変化を正確に観察し、血腫を早期に発見するためです。また、フェイスバンドによる圧迫は気道閉塞のリスクがあることも理由の一つです。2日目から3日目にかけて腫れのピークを迎え、顔の横幅が術前よりも大きく見えることがあります。この時期は痛みも比較的強いため、処方された鎮痛剤を適切に服用していただきます。4日目以降から徐々に腫れが引き始め、7日目にはピーク時の約6割から7割程度まで軽減するケースが多いです。7日目前後に抜糸を行う場合は、この時点で医師が腫れの状態を確認します。
術後2週間目から1か月目の経過
術後2週間が経過すると、腫れは目に見えて引いてきます。ピーク時と比較して5割程度まで改善していることが多く、マスクを着用すれば外出や軽い事務作業への復帰が可能になる方もいらっしゃいます。ただし、この時期にはまだ内出血の黄色っぽい変色が残っていることがあります。術後1か月になると腫れの大部分は改善し、日常生活にほぼ支障がないレベルまで回復します。ただし、頬骨周囲にわずかなむくみ感が残ることがあり、完全に仕上がりが安定するまでにはもう少し時間が必要です。
術後3か月から6か月の経過
術後3か月を過ぎると、残存していたむくみもほぼ解消され、手術の最終的な仕上がりに近い状態になります。骨が完全に癒合するのは術後約3か月から6か月とされており、この時期に最終的な輪郭の評価が可能になります。日本形成外科学会の文献でも、顔面骨骨切り術後の軟部組織の安定には3か月以上を要するとされています。当院では術後3か月、6か月の経過観察を推奨しており、仕上がりの確認と必要に応じたアドバイスを行っています。
腫れのピークを抑える過ごし方
術後のダウンタイムを少しでも快適に過ごし、腫れを早く引かせるためには、日常生活でのケアが非常に重要です。リノクリニック東銀座では、以下のようなポイントを患者さまにお伝えしています。
頭を高くして過ごすこと、しっかり食事を摂ること、早期からの開口訓練の重要性
STEP 1|冷却による腫れの緩和
術後48時間以内は、保冷剤をタオルで包んで頬骨周囲を冷やすことが推奨されます。直接肌に当てると凍傷の原因になるため、必ずタオルや布で包んでください。冷却は1回15分から20分を目安に、間隔を空けて繰り返します。48時間を過ぎてからは、冷却の効果は限定的になるため、無理に続ける必要はありません。
STEP 2|就寝時の頭部挙上
寝るときは枕を高くして頭部を心臓より高い位置に保つようにしてください。これにより顔面への血流が緩やかになり、腫れの増悪を防ぐ効果が期待できます。術後1週間程度はこの姿勢を意識していただくと良いでしょう。
食事と生活上の注意点
術後は口腔内からアプローチする場合もあるため、食事にも注意が必要です。術後数日間は柔らかい食事を中心にし、硬いものや大きく口を開ける必要がある食品は避けてください。また、飲酒は血管を拡張させて腫れを悪化させる原因となるため、最低でも術後2週間は控えていただきます。喫煙も血行障害を引き起こし、傷の治りを遅らせるため、術前術後を通じて禁煙を強くお勧めしています。入浴は術後数日間はシャワーのみとし、長時間の入浴や高温のサウナは腫れが落ち着くまで避けてください。激しい運動も術後3週間から4週間は控えるようにしましょう。
頬骨骨切りの腫れと仕事復帰の目安
頬骨骨切りを受ける方にとって、仕事への復帰時期は大きな関心事です。当院の医師によると、デスクワーク中心の仕事であれば術後10日から2週間程度で復帰される方が多いとのことです。ただし、この時期にはまだ腫れが完全には引いていないため、マスクの着用を前提とした復帰になります。
接客業や人前に出る仕事の場合は、腫れや内出血が目立たなくなる術後3週間から4週間を目安に復帰を検討されると安心です。当院での診療経験では、術後2週間の段階でマスクをすれば外見上の変化がほとんど分からない程度まで回復される方が約7割程度いらっしゃいます。残りの方は体質や手術範囲の影響で、もう1週間程度余分に時間がかかる傾向があります。
大切なのは、無理をして早期に復帰することで回復が遅れるリスクを避けることです。手術前にまとまった休暇を確保しておくことを推奨しています。リノクリニック東銀座では、カウンセリング時にお仕事の状況をお伺いした上で、個別にスケジュールのご提案をしています。また、術後の経過に不安がある場合はいつでもご連絡いただける体制を整えております。効果には個人差がありますので、ご自身の回復ペースに合わせた判断が重要です。
頬骨骨切りで腫れが長引く場合の対処
術後の腫れが想定よりも長引く場合、いくつかの原因が考えられます。もっとも注意すべきは血腫や感染症の発生です。術後に急激な腫れの増悪や強い痛み、発熱がある場合は、速やかに担当医に連絡してください。
血腫とは、手術部位に血液が溜まった状態で、放置すると感染のリスクが高まるだけでなく、仕上がりにも影響を及ぼす可能性があります。感染症は頻度としては低いですが、口腔内からのアプローチを行った場合には口腔内の衛生管理が不十分だと発生リスクが上がります。術後は処方されたうがい薬を使用し、口腔内を清潔に保つことが大切です。
一方で、病的な原因がなくても体質的に腫れが長引く方はいらっしゃいます。特にリンパの流れが滞りやすい方や、むくみやすい体質の方は、腫れの引きが遅くなる傾向があります。こうした場合は、術後2週間以降から医師の許可のもとで軽いリンパマッサージを行うことで、むくみの改善を促せることがあります。ただし、術部への強い刺激は避けなければならないため、自己判断でのマッサージは控え、必ず医師に相談してください。当院では術後の経過観察の中で、回復状況に応じた適切なアドバイスを行っております。
よくある質問
Q. 頬骨骨切りの腫れのピークはいつですか。
A. 一般的に術後2日目から3日目にかけてが腫れのピークとなります。この時期は顔全体がむくんだように見えますが、4日目以降から徐々に引き始めます。ピークの程度には手術範囲や体質による個人差があるため、術前のカウンセリングで見通しをお伝えしています。
Q. 頬骨骨切りの腫れはいつまで続きますか。
A. 大きな腫れは術後1週間から2週間で大部分が引きます。わずかなむくみ感が残る場合は1か月から3か月程度で改善していきます。最終的な仕上がりの評価は術後3か月から6か月が目安となります。効果には個人差がありますので経過観察が重要です。
Q. 頬骨骨切りの費用はどれくらいかかりますか。
A. 頬骨骨切りの費用は施術内容や範囲によって異なりますが、一般的な目安として80万円から150万円程度です。麻酔代や術後の検査費用が別途かかる場合もあります。確定金額はカウンセリングにて個別にご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
頬骨骨切り後の腫れとダウンタイムについて、要点を整理します。
- 腫れのピークは術後2日目から3日目にかけて訪れる
- 大きな腫れは1週間から2週間で大部分が引き、1か月でほぼ日常生活に支障のないレベルに回復する
- 最終的な仕上がりの安定には3か月から6か月を要する
- 頭を高くして過ごすこと、しっかり食事を摂ること、早期からの開口訓練などの適切なケアが腫れの軽減に重要
- 飲酒、喫煙、激しい運動は腫れを悪化させるため一定期間控える
- 異常な腫れや痛み、発熱がある場合は速やかに医師に相談する
頬骨骨切りは顔の印象を大きく変えることができる施術ですが、ダウンタイムへの正しい理解と準備が満足のいく結果につながります。不安な点がございましたら、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。
当院のご案内
リノクリニック東銀座では、輪郭整形をはじめとする外科手術を、外科専門医の資格を持つ医師が担当しております。頬骨骨切りやエラ骨切りなどの輪郭形成から、鼻整形、婦人科形成まで幅広く対応しています。患者さま一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと安全性を重視した施術をご提供しています。
初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.06.01



