院長コラム
年齢とともに深くなるほうれい線やシワ、フェイスラインのたるみ、くすみやハリの低下など、肌の衰えにお悩みではありませんか。近年、肌の再生医療が注目されており、幹細胞やエクソソームを活用した最新の治療法が登場しています。従来のヒアルロン酸注入やレーザー治療では得られなかった根本的な肌質改善が期待できるとして、多くの方が関心を寄せています。しかし「本当に効果があるの?」「費用はどのくらい?」「安全性は大丈夫?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、東銀座のリノクリニックの視点から、肌の再生医療で用いられる幹細胞治療やエクソソーム治療の仕組みと最新の知見、費用感までわかりやすく解説します。
この記事でわかること
・幹細胞・エクソソームを用いた肌の再生医療の仕組みと違い
・最新の再生医療で期待できる具体的な肌への効果と治療の流れ
・治療にかかる費用目安やダウンタイム、安全性のポイント
・リノクリニック東銀座における再生医療の考え方と特徴
目次
肌の再生医療とは何かを解説
加齢によって肌のハリが失われ、シワやたるみ、毛穴の開き、くすみが目立ってくるのは、皮膚の深層にあるコラーゲンやエラスチンの産生量が減少し、肌の自己修復力そのものが衰えてくることが大きな原因です。従来の美容医療では、ヒアルロン酸やボトックスで物理的にシワを埋めたり筋肉の動きを抑えたりするアプローチが主流でした。これらは即効性がある一方、効果の持続期間に限りがあり、定期的な施術が必要になります。
肌の再生医療とは、こうした対症療法的なアプローチとは異なり、細胞レベルで肌の再生力を引き出すことを目指す治療法です。具体的には、幹細胞そのものを用いる治療、幹細胞が分泌する成長因子を含む培養上清液を用いる治療、そしてエクソソームと呼ばれる細胞間のメッセンジャー物質を活用する治療などがあります。日本再生医療学会でも研究が活発に行われており、厚生労働省が定める再生医療等安全性確保法に基づいて提供される治療も増えています。
当院では「再生医療は肌の老化に対して原因そのものに働きかけるアプローチであり、従来の美容施術と組み合わせることで、より長期的な肌質改善が期待できると考えています」と臨床経験に基づいた見解を示しています。老けて見える、肌のハリがなくなってきた、ほうれい線が深くなったと感じている方にとって、検討する価値のある選択肢です。
幹細胞治療の最新の仕組みと効果

幹細胞とは何か
幹細胞とは、さまざまな種類の細胞に分化する能力と、自己複製する能力を持った特別な細胞です。肌の再生医療で主に使用されるのは、脂肪組織由来の間葉系幹細胞(ASC)です。患者自身の脂肪から採取する自家培養の方法と、ドナーから提供された幹細胞を培養して使用する他家細胞の方法があります。
幹細胞培養上清液の働き
近年特に注目されているのが、幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養する過程で分泌される成長因子やサイトカインを豊富に含む培養上清液です。この上清液には、EGF(上皮細胞成長因子)、FGF(線維芽細胞成長因子)、VEGF(血管内皮成長因子)など数百種類もの生理活性物質が含まれています。これらの因子が肌の線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの産生を促すとされています。
施術方法としては、ダーマペンや水光注射と組み合わせて肌に直接導入する方法や、点滴で全身に投与する方法があります。当院での診療経験では、施術後2週間から1か月程度で肌の質感やハリに変化を感じる方が多い傾向にあります。ただし効果には個人差があり、1回の施術で劇的な変化を期待するよりも、複数回の施術を通じて段階的に改善を目指すのが現実的です。
費用の目安としては、幹細胞培養上清液の導入治療は1回あたり5万円から15万円程度が相場となっています。確定金額は使用する製剤の種類や量、併用する施術によって異なりますので、カウンセリングで詳しくご案内しています。
エクソソーム治療の最新知見
エクソソームとは、細胞から分泌される直径50から150ナノメートルほどの微小な小胞体です。内部にはタンパク質やmRNA、マイクロRNAなどの情報伝達物質が含まれており、細胞間コミュニケーションの重要な役割を果たしています。幹細胞由来のエクソソームは、幹細胞そのものを移植しなくても、幹細胞が持つ再生促進シグナルを標的細胞に届けることができるとして、最新の研究で大きな注目を集めています。
エクソソームと培養上清液の違い
幹細胞培養上清液にもエクソソームは含まれていますが、エクソソーム治療では培養上清液からさらにエクソソームを精製・濃縮して使用します。つまり、有効成分をより高濃度で届けることができるのが特徴です。2024年から2025年にかけて発表された複数の研究論文では、エクソソームが真皮の線維芽細胞に取り込まれると、コラーゲンI型およびIII型の産生が有意に増加したという報告がなされています。
具体的な施術の流れ
エクソソーム治療の一般的な流れは以下のとおりです。
STEP 1|カウンセリングと肌診断
医師が肌の状態を詳しく診察し、シワの深さやたるみの程度、くすみの状態などを評価します。患者の悩みや希望する仕上がりを丁寧にヒアリングし、最適な治療プランを提案します。
STEP 2|施術の実施
洗顔後に麻酔クリームを塗布し、ダーマペンや水光注射を用いてエクソソーム製剤を肌に導入します。施術時間は30分から60分程度です。点滴による全身投与を選択する場合もあります。
STEP 3|術後の経過観察
施術直後は軽い赤みやほてりが出ることがありますが、多くの場合は数時間から翌日には落ち着きます。ダウンタイムはほとんどなく、当日からメイクが可能なケースが大半です。
東京で肌の再生医療を検討されている方は、効果が出始めるまでの期間として、施術後約2週間でハリ感の改善を実感し始め、1から3か月かけて肌のキメや弾力が整ってくるという経過が一般的です。より高い効果を目指す場合は、3から6回の施術を2から4週間おきに受けることが推奨されます。費用は1回あたり8万円から20万円程度が目安ですが、確定金額はカウンセリングにてご案内いたします。
再生医療の安全性と注意点

肌の再生医療を受けるにあたって、安全性は最も気になるポイントのひとつでしょう。まず、日本国内で再生医療を提供する医療機関は、厚生労働省が定める再生医療等安全性確保法に基づき、治療計画を特定認定再生医療等委員会に提出し、審査を受ける必要があります。このため、法令に準拠した医療機関であれば、一定の安全基準を満たした状態で治療が行われます。
リスクと副作用について
幹細胞培養上清液やエクソソームの導入治療は、手術を伴わないため身体への負担は比較的少ない施術です。主な副作用としては、施術部位の赤みや内出血、軽い腫れなどがありますが、いずれも一時的なもので、通常は数日以内に治まります。ただし、使用する製剤の品質管理が不十分な場合には感染症などのリスクがゼロではありません。そのため、製剤の安全性や品質管理体制を明確に説明できる医療機関を選ぶことが重要です。
再生医療を選ぶ際のポイント
銀座・東銀座エリアをはじめ、中央区周辺には再生医療を扱うクリニックが複数ありますが、施設選びでは以下の点を確認しましょう。
まず、再生医療等安全性確保法に基づく届出がなされているかどうかです。次に、使用する製剤がどのような工程で製造・管理されているか、そのトレーサビリティが明確かどうかを確認してください。さらに、カウンセリングで効果だけでなくリスクや限界についても正直に説明してくれるかどうかも、信頼できるクリニックの指標になります。
リノクリニック東銀座では、再生医療の効果を過大に謳うのではなく、患者一人ひとりの肌の状態と目標に合わせて、他の美容施術との組み合わせも含めた現実的な治療計画を提案することが大切だと考えています。効果には個人差があります。
最新の再生医療で肌悩みを改善
肌のたるみが気になる、ほうれい線が深くなってきた、マリオネットラインが目立つようになった、肌全体のくすみやハリのなさで老けて見えるといった悩みは、加齢に伴う自然な変化ではありますが、適切なアプローチによって改善を目指すことが可能です。
最新の幹細胞・エクソソーム治療は、こうした肌の根本的な衰えに対して、細胞レベルから再生を促すという点で、従来の美容施術にはなかった新しい選択肢を提示しています。特に、フェイスラインがぼやけてきた方やノーファンデ肌を目指したい方、化粧ノリの悪さが気になる方にとって、肌そのものの質を底上げする再生医療は検討に値するでしょう。
一方で、再生医療は万能ではありません。深いシワやたるみの程度によっては、糸リフトやヒアルロン酸注入などの施術と組み合わせることで、より満足度の高い結果が得られるケースもあります。単独で行うか、他の施術と併用するかは、患者様のお肌の状態やライフスタイル、ご予算を総合的に考慮して、私が最適と考えるプランをご提案いたします。
東京の銀座エリアで再生医療による肌治療をお考えの方は、まずはカウンセリングにて現在の肌の状態を詳しく診察させていただき、最適な治療プランをご提案いたします。
よくある質問
Q. 幹細胞やエクソソームの再生医療は何歳から受けられますか?シワやたるみが気になり始めたのですが早すぎるということはありますか?
A. 一般的には20代後半以降であれば受けることが可能です。肌のハリ低下やくすみが気になり始めた段階で予防的に受ける方もいらっしゃいます。当院では年齢だけでなく、肌の状態を実際に診察したうえで適応を判断しております。効果には個人差がありますので、まずはカウンセリングでご相談ください。
Q. エクソソーム治療は痛みやダウンタイムはありますか?仕事を休めないのですが大丈夫でしょうか?
A. ダーマペンと組み合わせて導入する場合は施術前に麻酔クリームを使用するため、痛みは最小限に抑えられます。施術後の赤みは数時間から翌日には落ち着くことがほとんどで、当日からメイクも可能です。仕事を休まずに受けられる方が多い施術です。
Q. ほうれい線やフェイスラインのたるみが気になります。再生医療だけで改善できますか?
A. 軽度のたるみや肌質の低下であれば、幹細胞培養上清液やエクソソーム治療によって改善が期待できます。ただし、たるみの程度が大きい場合は、糸リフトなど他の施術との併用をおすすめすることもあります。中央区にある当院では、一人ひとりの状態に合わせた最適なプランをご提案しています。
まとめ
- 肌の再生医療とは、幹細胞やエクソソームの力を活用し、細胞レベルで肌の再生力を引き出す最新の治療法である
- 幹細胞培養上清液には数百種類の成長因子が含まれ、コラーゲン産生を促進する働きが期待される
- エクソソーム治療は培養上清液をさらに精製・濃縮したもので、より高濃度の再生シグナルを肌に届けることができる
- ダウンタイムがほとんどなく、仕事や日常生活への影響が少ない点も大きなメリットである
- 安全に治療を受けるためには、再生医療等安全性確保法に基づく届出を行った信頼できる医療機関を選ぶことが重要である
- 効果には個人差があるため、カウンセリングで自分の肌の状態に合った治療計画を立てることが大切である
シワ、たるみ、くすみ、ハリの低下など、肌の悩みは一人ひとり異なります。再生医療という新しい選択肢について詳しく知りたい方は、東銀座のリノクリニックまでお気軽にご相談ください。
当院のご案内
リノクリニック東銀座は、東京都中央区東銀座に位置し、再生医療をはじめとした美容医療を幅広く提供しております。外科専門医である院長が丁寧にカウンセリングを行い、お一人おひとりの悩みに合わせた治療をご提案しています。銀座駅・東銀座駅からアクセスしやすい立地です。初診のご予約はこちら(WEB予約24時間受付)
監修者情報

宮﨑 邦夫
リノクリニック東銀座 院長【資格・所属学会】
日本外科学会専門医 / 日本外科学会会員 / 日本形成外科学会会員 / 日本頭蓋顎顔面外科学会会員 / 日本美容外科学会会員
消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・小児外科など外科研修ののち、外科専門医を取得。その後、形成外科で6年、美容外科で7年実績を積み、リノクリニック東銀座を開業、院長を務める。美容外科の技術は韓国や台湾、アメリカなどへ出向き、良質な技術を取り入れて日々の診療に生かしている。 2014年から在籍していた湘南美容クリニックでは指導医として若手美容外科医の教育にも尽力し、同院で行われた美容外科コンテストで2年連続ではグランプリを獲得。次の東京美容外科では骨切りメニューの立ち上げを行い、スタッフ教育にも尽力した。
監修日:2026.09.14



